女性のカラダ

生理時の出血、多い?少ない?これって病気ですか?

生理のトラブル

出血量が多い場合とは?

夜寝るときに、夜用ナプキンを重ねても下着やシーツまで汚れてしまう、あるいは昼間、昼用ナプキンを使っていて1時間ほどで経血があふれるような状態が続く…。

この場合は、過多月経と考えられます。


子宮筋腫や子宮腺筋症などの病気の可能性も

過多月経は、子宮内膜が通常よりも厚くなっているか、子宮そのものが大きくなって、子宮内膜が通常より厚くなっている状態です。

原因は、ホルモンの分泌異常の病気や、子宮筋腫、子宮腺筋症などの病気が隠れている可能性も考えられます。


子宮筋腫は、子宮に良性のこぶのようなものができる病気です。

子宮腺筋症は、子宮筋層に子宮内膜と同じような組織が増えていくもので、どちらの病気も進行すると、排尿・排便障害、腹痛、不妊症などを引き起こすことがあります。

出血量がいつもと違って急に増えたと感じたり、だんだん量が多くなっていると感じたときは、早目に婦人科を受診したほうがよいでしょう。


かたまりが出るときは?

生理時の出血は、子宮内膜がはがれて、体外へ出たものです。普通は、かたまりのまま出てくることはないのですが、子宮内膜が厚すぎて、酵素の量が足りずに、溶かしきれない場合は、レバーのようなかたまりとして出てくることがあります。

これは、子宮内膜を厚くする女性ホルモンの分泌が多いことが主な原因で、20代~30代の女性には決してめずらしいことではありません。


ただし、頻繁にかたまりが出る場合は、これも、子宮筋腫などの病気のサインとも考えられます。


出血の色が変と感じたときは?

生理の出血の色が薄く、朱色っぽくなっていると感じる場合は、貧血の可能性があります。


一方、黒っぽい色は、血液が腟の中にしばらく溜まり、スムーズに体外へ排出されずに血液が酸化すると見られる色です。

また、おりものと混ざると、茶色っぽい色になることもあります。


出血が途中で止まる!

生理中に出血がいったん止まって、しばらくしてからまた出血するという人がいます。

これは、子宮が後ろに傾いている子宮後屈の人に見られます。また、子宮の位置が正常であっても、子宮の奥や腟に溜まっていた血液が、生理後半の時期になってまた出てくることもあります。

ただし、生理が終わって、しばらくして不正出血をした可能性もありますので、気になるようでしたら婦人科を受診しましょう。


生理出血のトラブルから発見できる病気は?

□出血量が多くなった、生理痛が強い ⇒ 子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症など

□生理期間が長くなった、生理痛が強い ⇒ 子宮内膜症、子宮内膜炎など

□出血量が多い、生理痛をともなうことがある ⇒ 子宮筋腫、子宮腺筋症など


このように、過多月経で疑われる病気で多いのは、子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症などです。


量が多いときのケアは?

出血の量が多い人は、貧血に気をつけることがとても大切です。

貧血になると、体がだるくなったり、疲れやすくなったり、耳鳴り、動悸、息切れ、めまいなどを引き起こします。

日ごろから、ほうれん草やレバーなど、鉄分の多い食事を摂りましょう。


いつもより、出血がひどいときには、婦人科へ行きましょう。一時的に、低用量ピルを服用して生理を軽くしたり、止血剤を使うなどの治療をすることもできます。


出血量が少ないときはどうしたら?

2日以内で生理が終わってしまったり、ナプキンを使わなくて済むほど少ない出血量は、「過少月経」が考えられます。

出血量が少なくなる原因でまず考えられるのは、卵巣の働きが悪くなっている場合です。ホルモンの分泌異常や無排卵、子宮の発育不全などが考えられます。

ただし、もともと出血量が少ない人もいますので、いつもと同じなら問題ありません。


卵巣機能低下の原因は、なんといってもストレスです。

規則正しい食事と、睡眠を十分にとって疲労回復に努め、なるべくストレスを溜めないように心がけましょう。


卵巣機能が低下し、ホルモン分泌が減ると、出血量は少なくなり、気づかないうちに無排卵になっている可能性もあります。

できれば、1~2周期の基礎体温をつけて婦人科へ行くと、ホルモン状態がよくわかり、受診の際に役立ちます。


低用量ピルを服用している人は、常にホルモンが一定に保たれているため、出血量もほとんどなく、生理痛もかなり軽減し、このような心配はほとんどありません。


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  • 増田 美加(女性医療ジャーナリスト)

    女性誌や女性専門サイトで、女性の医療&健康・美容現場を取材&執筆。2006年に乳がんを経験。検診の啓発、更年期への対策、予防医学の視点より、健康で美しくイキイキと生きるためのエイジングケア講演を行う。

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