女性のカラダ

【妊活コラム】生理不順に役立つ4つの漢方薬

生理不順

生理不順は早めに解消しましょう

 本格的な夏到来ですね。暑い日が続くときは体調管理がむずかしいですね。体調不良になると、生理不順もおきやすくなります。

 妊活のためには、生理不順は要注意です。正常な生理周期を確認しましょう。生理周期は25日~38日。この間に生理がくれば毎月の生理日がずれても問題ありません。生理期間は3~7日間程度。

 この日数から多少ずれるくらいなら、問題ありませんが、生理がひと月に2回ある、2か月以上こない、期間が2日以内、いつまでもダラダラ続く、量が極端に多かったり、少なかったりする、などがあったら、婦人科を受診する目安です。生理があっても排卵していない可能性もありますし、病気が隠れているかもしれません。

 生理不順は放っておいては、妊活のためにはもちろん、健康のためにも美容のためにもよくありません。心配なときは早めに受診してくださいね。


 生理不順の原因は、①ストレス、生活リズムの乱れ、②卵巣機能の低下、③高プロラクチン血症など、が考えられます。

 いずれの場合も、婦人科でそれぞれに適した薬で治療できます。


生理不順に効果のある4つの漢方薬

漢方

それから、漢方薬も生理不順に効果があります。西洋薬とあわせて飲むこともできますし、漢方薬だけで生理不順が改善されることもあります。

生理不順は、漢方的にいうと、「血」の異常にあたる「瘀血(おけつ)」の状態。いわゆる血行不良を改善し、血の流れをよくする漢方薬が処方されます。

この4つが生理不順にとてもよく処方される漢方薬です。

「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」

「加味逍遙散(かみしょうようさん)」

「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」

「温経湯(うんけいとう)」


当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

「当帰芍薬散」は、比較的体力の低下した女性で、冷え症で貧血傾向があるときの生理不順に使います。

ほかにも生理痛、冷え、疲労感などや更年期障害にともなう貧血、冷え、疲労感、頭痛、めまい、動悸なども緩和します。

このように生理にともなう不調やPMS症状、また妊娠中のさまざまな症状(妊娠中のむくみや腹痛、貧血、動悸を緩和し、妊娠を安定させる)にも用いられる漢方薬です。

妊娠しにくい人にみられる貧血、冷え、倦怠感などと生理の異常を改善し、体を妊娠しやすい状態に整える作用もあります。ほかにも、腎臓の疾患にともなうむくみ、貧血、疲労感、動悸などの症状を緩和します。

このようにひとつの薬でさまざまな不調や病気に効果があるのは、漢方薬の特徴です。


加味逍遙散(かみしょうようさん)

「加味逍遙散」は、顔色が悪く、貧血気味で微熱や熱感、胸の苦しさなどがある人に効く漢方薬です。生理不順だけでなく、PMSや生理中のイライラ、肩こり、不眠などにも効果があります。

体力があまりない人の貧血、不安、不眠、動悸などの症状を緩和し、虚弱な体質を改善することもできます。


桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

「桂枝茯苓丸」は、婦人科系のさまざまな病気、生理不順や生理痛、子宮筋腫などで血巡りの悪い人のさまざまな不調に用いられる漢方薬です。

生理周期の異常(生理不順)と生理痛、頭痛、のぼせ、めまい、肩こり、足の冷えなどの症状を緩和します。

更年期障害にともなう頭痛、のぼせ、めまい、肩こり、足の冷えなどにもよく使います。

子宮、卵巣などの炎症を緩和作用もあります。

桂枝とは、シナモンのことです。


温経湯(うんけいとう)

「温経湯」は、冷え症で、くちびるの乾燥、てのひらのほてり、下腹部の冷えや痛みなどの症状に用いられる漢方薬です。

生理痛、生理不順、月経異常(出血量が多い少ないなど)、おりもの、足腰の冷え、手足のほてり、不眠などの症状を改善します。

おなかや足腰の血液の循環を改善し、冷えやしもやけを緩和する作用もあります。


このように、妊活のために役に立つ漢方薬はたくさんあります。何か不調を感じたら、速めの対策が大切です。自分に合った漢方薬を見つけるには、病院で処方してもらいましょう。婦人科のドクターなら漢方薬の処方は慣れていますので相談してみてください。医師処方の漢方薬なら健康保険が使えますよ。



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  • 増田 美加(女性医療ジャーナリスト)

    女性誌や女性専門サイトで、女性の医療&健康・美容現場を取材&執筆。2006年に乳がんを経験。検診の啓発、更年期への対策、予防医学の視点より、健康で美しくイキイキと生きるためのエイジングケア講演を行う。

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