女性のカラダ

バカにならない?体内時計と睡眠の重要性

体内時計のすごさ

睡眠時間が足りていない日本女性

私たち日本女性の平均睡眠時間は、世界中でかなり少ないと言われているのを知っていますか?

日本人(男女とも)の1日の平均睡眠時間は、平日7時間14分、土曜7時間37分、日曜7時間59分と言われています。

最も少ないのが40代女性で6時間28分。次は50代女性で6時間45分。30代女性で7時間でした(いずれも平日)。これは世界の先進国の平均と比べても少なく、1位のフランスと比べると1時間も少ないという実態が。


睡眠不足は、体内時計(ボディクロック)を狂わせ、さらに不眠を誘うことになります。

今月お話ししているように、体内時計の乱れが生体リズムの変調を呼び、健康や生活にさまざまな影響を与えていることがわかってきました。

体内時計は、「時計遺伝子」と呼ばれる細胞で構成された細胞群です。これらの細胞群は、「今何時で、何をすべきか」を体全体に伝える役目をします。

体内時計は、24時間周期に近いと言われていますが、平均より長い人も短い人もいます。24時間よりも周期が長い人や短い人は、生活習慣などが乱れると、体内時計が簡単に崩れてしまうのです。


病気予防、健康、美容対策にも重要

体調不良

体内時計が乱れると、睡眠の質の低下が起こります。すると、成長ホルモンの分泌抑制や食欲増進ホルモン(グレリン)の分泌が促進されます。寝不足になると、食欲が出て食べ過ぎてしまう可能性があるわけです。

睡眠時間が5時間以内の人は、7~8時間の人に比べ、高血圧のリスクが1.32倍。また1年以上不眠が続くと、正常な人の1.7倍も糖尿病になりやすいこともわかってきています。

さらに、食欲抑制ホルモン(レセプチン)の分泌が減少、食欲増進ホルモンの分泌が増加するため、肥満にもつながりやすいという研究もあります。


睡眠不足だと、女性ホルモンの分泌のバランスが崩れて、高血圧、糖尿病のリスクも上がります。女性ホルモンの乱れによって、体内時計が余計に崩れやすくなるわけです。


睡眠時間が短いと肌の水分蒸発量が高まります!

睡眠不足で肌が乾燥する

ある実験で、30代~50代女性の6時間睡眠の人と3時間睡眠の人に、朝の頬の水分蒸発量を測定すると、どの年代でも、睡眠時間が短い人の肌のほうが、水分蒸発量が多いことがわかりました。睡眠時間が短いと、肌の乾燥にも影響があるのです!


病気予防や健康、美容対策、パフォーマンス(仕事や運動)アップのためにも、体内時計をいかに健全化させ、乱れを改善するかは重要です。


体内時計を整えて、睡眠を良質にするポイントとしては、

「勉強や仕事開始の3時間前に起きる」

「起床時に朝日を浴びる」

「朝食を毎日食べる」

「10分程度の昼寝を午後3時までに取る」

「平日・休日の起床時間を一定にする」

などが効果的、という研究が続々と発表されています。


美容と健康のために、体内時計を整えて、睡眠不足を解消しましょう!



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  • 増田 美加(女性医療ジャーナリスト)

    女性誌や女性専門サイトで、女性の医療&健康・美容現場を取材&執筆。2006年に乳がんを経験。検診の啓発、更年期への対策、予防医学の視点より、健康で美しくイキイキと生きるためのエイジングケア講演を行う。

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