
ダイエットに最適な時期が基礎体温グラフでわかる!
- 更新日:2020/09/11
- 公開日:2020/09/11
基礎体温を測っていると、ひと月の体のリズムがわかりますが、それだけではありません。私たち女性が気になる「ダイエットのリズム」もわかるのです。
ダイエットを成功させるには、メンタルの安定が不可欠。基礎体温を測って、ひと月の心のリズムを知っておきましょう!
イライラ解消のために、必要な栄養をどの時期に摂ったらいいかも、基礎体温のグラフでわかります。
ダイエットには卵胞期がおすすめ

生理後の「卵胞期」が最も効果的にダイエットができます。
それは、女性ホルモンのエストロゲンの分泌がひと月で最も盛んになるから。
代謝が活発になるため、適度な運動で、脂肪や糖質など、余分なエネルギーを燃やしてしまいましょう。
水分や老廃物のデトックスもスムーズにいきますから、PMS期や生理中のむくみからも解放されます。
運動は、有酸素運動がおすすめ

1日30分のウォーキングが有効ですが、1日10分を3回に分けてもいいので、長く続けることが大事。効果がかなり高まります。運動をするときは、水分を摂ることを忘れずに。
食事では、体脂肪の代謝を促す、トウガラシのカプサイチン(辛み成分)を摂るのもおすすめです
PMS期は甘いものをちょっと我慢
基礎体温のグラフで、生理前の「PMS期」が来たと思ったら、体も心も休めましょう。
PMS期は、ストレスがかかると、さらにイライラしたり、落ち込んだりしがちです。ダイエットは小休止して、ゆっくり過ごしましょう。
チョコレートなどの甘いものが欲しくなりますが、どうしても我慢できないときは、イライラを緩和するカルシウムを含んだヨーグルトや、鉄分も多いドライプルーンなどにしてみては。
むくみやすい時期でもあるので、塩分に気をつけて。スパイスやハーブ、レモンやお酢を上手に使って味つけしましょう。
イライラ鎮静にはカルシウム

なぜ、イライラにカルシウムがいいのでしょうか?
カルシウムは骨だけではなく、血液にも含まれていて、半分がカルシウムイオンとして存在しています。
このカルシウムイオンは、興奮や緊張などに対する神経の感受性を緩和し、ストレスを和らげる効果があるのです。
血液のカルシウムの濃度が減ると、神経や感情のコントロールが乱れ、イライラや落ち込みなど、メンタルの不調の原因となります。
ですから、基礎体温のグラフで「PMS期に入ったなあ」と思ったら、とくにカルシウムを意識して摂りましょう。小魚、貝類、乳製品などで摂るといいでしょう。
カルシウムと一緒に摂りたいのが、ビタミンB1です。糖質をエネルギーとして燃やすときに必要です。
イライラを防ぎ、メンタルを安定させることも、ダイエットを成功させるには大切です。
ストレスには美容にもいいビタミンC
また、基礎体温がPMS期に入り、ストレスを感じてイライラしたときには、ビタミンCも摂りましょう。
ストレスに対抗する「副腎皮質ホルモン」は、コレステロールから作られます。そのコレステロール生成を促すのがビタミンCです。 ビタミンCが不足すると、上手にストレスを解消できないため、イライラしてしまうのです。
ビタミンCはストレスがかかると、どんどん消費していくという性質もあります。ストレスが強い人ほど、ビタミンC消費量が多く、たくさん摂る必要があります。
とくにタバコは、ビタミンCを破壊するので、心にも肌にもよくありません。年齢を重ねるほど、黒ずんだタバコ肌になってしまいます。ぜひ禁煙しましょう。
ビタミンCは抗酸化作用が高く、美容効果も期待! メンタルを安定させて、いつもキレイでいるために、ビタミンC は不可欠です。
▼著者:増田美加さんの人気コラム▼
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増田 美加
(女性医療ジャーナリスト)
女性誌や女性専門サイトで、女性の医療&健康・美容現場を取材&執筆。2006年に乳がんを経験。検診の啓発、更年期への対策、予防医学の視点より、健康で美しくイキイキと生きるためのエイジングケア講演を行う。
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