妊活コラム「結婚前、妊娠前だからこそ検診は大事です!」

  • 更新日:2016/05/19
増田美加先生

10月はピンクリボン強化月間です

一気に秋らしくなりましたね。10月は、乳がん啓発のピンクリボンキャンペーンの強化月間です。

10月1日の夜には、東京タワーがピンク色にライトアップされました。見た人はいますか?

東京タワー以外にも、東京スカイツリー、虎ノ門ヒルズ、京都の清水寺が、ピンクにライトアップされる「ピンクリボン イルミネーション」が開催されました。

ピンクリボン イルミネーションは、2000年に「グローバル ランドマーク イルミネーション」として始まって、今年はイタリア・フィレンツェの「ネプチューンの噴水」や、アメリカ・ニューヨークの「エンパイアステートビル」など、世界の主要建造物がピンクにライトアップされました。

世界の合計200箇所を超えるランドマークをピンク色に点灯させることで、「乳がんの正しい知識」と「早期発見の大切さ」を広く伝えているのです。

このライトアップは、「乳がん検診を受けることを思い出してほしい」というメッセージが込められています。

ぜひ今月は、女性は“自分自身”が、男性は“パートナーや家族”が乳がん検診を受けることを思い出してください!


特に、しこりや乳首からの分泌物などの自覚症状がなかったり、血縁に乳がんや卵巣がんの人がいなければ、乳がん検診は40歳から、とされています。

逆に、何か気になる症状があったり、血縁に乳がんや卵巣がんの人がいる場合は、20代、30代でも一度、乳腺科、乳腺外科などの専門医を受診してください。


20代、30代なら子宮がん検診を!

妊活を考えている、また妊活中の20代、30代の女性であれば、「子宮がん検診」をぜひ、受けてください。

子宮がん検診は、20歳から2年に1回(あるいは年1回)受けることが重要です。去年も今年も、まだ受けていないという人は、ぜひこの機会に受けてください。


子宮頸がんは、まだ「がんなんて…」と意識していない20代、30代に増えているがんです。進行すると、子宮を失い、命の危険もあります。そして、子宮頸がんは、誰でもかかる可能性のあるがんです。


でも、早期に発見できれば、子宮を残して治療することもでき、妊娠、出産も可能なことが多いのです。

早期の段階では、自覚症状がほとんどなく、進行しないと自分で気づくことはまずありません。ですから、検診が大事!

特に子宮がん検診では、「前がん状態」といって、がんになる一歩手前で見つけることが可能です。前がん状態なら、日帰りで治療することもできます。


「これから&いつかは、赤ちゃんが欲しい!」と思っている人は、妊活の第一歩は毎年の子宮がん検診と思ってください。


子宮がん検診は痛くない!

 子宮がん検診と言われているものが、子宮頸がんの検診です。子宮がん検診は、自治体検診や職場検診で行われていて、自治体や企業によって異なりますが、安価か無料で受けることができます。

また、20歳、25歳、30歳、35歳、40歳の女性は、「無料クーポン券」が2009年度から住民票のある自治体から送付されますので、無料で受けることができます。


また、婦人科を受診している人は、そのついでに子宮がん検診を受けることもできますね。この場合は、費用が自己負担になりますので、数千円かかります。


子宮がん検診は「痛い」と思って、「受けるのを躊躇している」という人の話も聞きますが、一度受けてみるとわかりますが、ほとんど痛みはありません。小さなブラシで子宮の入り口の細胞をちょっと擦り取るだけです。

「痛い」と感じた人は、もしかしたら緊張して力が入っていたのかもしれませんね。リラックスして臨めば、決して痛い検査ではありません。


ワクチンと検診で99%予防できます

また、子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)も有効です。検診とワクチンを組み合わせることで、ほぼ99%、子宮頸がんを予防できると言われています。


妊活を考えるなら、ぜひワクチンと検診を組み合わせて受けてください。

「子宮頸がん予防情報サイト」
「子宮頸がん情報サイト」

に詳しい、子宮頸がんや検診、ワクチン、全国の病院検索の情報が出ていますので、参考にしてみてください。

  • 増田 美加 (女性医療ジャーナリスト)

    女性誌や女性専門サイトで、女性の医療&健康・美容現場を取材&執筆。2006年に乳がんを経験。検診の啓発、更年期への対策、予防医学の視点より、健康で美しくイキイキと生きるためのエイジングケア講演を行う。

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