女性のカラダ

生理痛は、病気のサイン ~不妊の原因となる子宮内膜症の可能性も!

生理痛に耐える女性

80%以上の女性が生理痛を経験しています

今、生理のある世代の日本女性のうち、“80%の女性が生理痛を経験している”といわれています。

そのうち婦人科を受診している人は、12~13%。30%の女性は鎮痛剤で凌いでいて、50%の女性が「生理痛はたいしたことではない」と思っていることも明らかになりました。

(2012年4月に設立された「日本子宮内膜症啓発会議(JECIE・ジェシー)」より)


ある有名美容女性誌で読者(30代が中心)アンケートを実施したところ、1000人以上にのぼる読者から、即座に“生理痛に悩む声”が寄せられたんです。


「生理痛を感じたことありますか?」という質問には、


「YES 96%」

「NO 4%」


ほとんどの読者の女性が「生理痛がある」と答えています。「毎月の痛み、なんとかして!」という悲痛な声も!


つらい生理痛があるのに治療していない女性がほとんどです

つらい生理痛

「どの程度の痛みですか?」と聞いた質問には、


「仕事に支障が出て休むほど 5%」

「生理中はほとんど毎日、生活に支障が出るくらい痛い 5%」

「生活に支障が出るくらい痛いときがたまにある 39%」

「生活にちょっと不便やつらさを感じる 38%」

「生活にほとんど支障がない 13%」


このように、大多数の読者の女性が、生理が生活に支障をきたしている現状が見えてきています。


「生理痛で病院に行ったことがありますか?」の質問には、


「NO 79%」

「YES 21%」


つらい生理痛があるにもかかわらず、婦人科で治療していない人が80%近くにのぼります。みんな生理痛は我慢していたり、市販の鎮痛剤で凌いでいるという現状があるのです。


でも一方で、女性たちは不安や疑問を抱えていて、


「生理痛が重い人は妊娠しづらいって本当?」

「痛み止めを飲み続けていて大丈夫か不安です」

「年々ひどくなっていて何か病気があるのでは…?」

「生理痛だけで病院に行っていいの?」

「病院では鎮痛剤以外の治療ができるの?」


という声がたくさん!


生理痛は病気!ひどい生理痛は不妊症の一因です

おびえる女性

生理痛の原因には、隠れた病気があることが多いのです。

「日常生活に支障をきたしたり、鎮痛剤を必要としたり、寝込んだりする生理痛を医学的に“月経困難症”という病名で呼んでいます」と産婦人科医は言います。

生理痛があるだけで“月経困難症”という病気なのです。


30代で生理痛が強い女性は、子宮内膜症などの病気が潜んでいる可能性があるので、要注意です。

子宮内膜症は、やっかいな病気。閉経で女性ホルモンの分泌が低下するまで、病状が年々悪化していきます。

今、生理痛のある日本女性の4人に1人、約200万~400万人が子宮内膜症に苦しんでいるというデータが出ているくらい(「日本子宮内膜症啓発会議(JECIE・ジェシー)」)です。


生理痛対策こそ“妊活”に!

女性とカレンダー

正常な生理なら、ほとんど痛くないものです。

鎮痛剤を飲んだり、生活に支障が出る生理痛は、背後に病気が隠れている可能性が高いのです。

子宮内膜症があると、子宮や卵巣の周りが骨盤と癒着してしまったり、病巣から出てくるサイトカインという物質によって受精が邪魔されたり、と不妊症との関連もあります。


“子宮内膜症”は、病気の重大性や認知度が低いために、婦人科を受診せずに、痛みを我慢したり、市販の鎮痛剤で対処していて、隠れている子宮内膜症を見逃して、進行させてしまうことが少なくありません。

子宮内膜症は、痛みで女性のQOL(生活の質)を低下させるだけでなく、不妊症の一因でもあります。

また、子宮内膜症性の卵巣のう腫(チョコレートのう胞)は40代に入ると、がん化する危険性も報告されていて、子宮内膜症は早期からのケアが必要な病気なのです。


生理痛を治療しないと、将来の不妊につながる可能性大だなんて大変! なことです。ただの生理痛とあなどらず、ぜひ産婦人科を受診しましょう。

生理痛対策こそ、まず行うべき大切な“妊活”ですね!



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  • 増田 美加(女性医療ジャーナリスト)

    女性誌や女性専門サイトで、女性の医療&健康・美容現場を取材&執筆。2006年に乳がんを経験。検診の啓発、更年期への対策、予防医学の視点より、健康で美しくイキイキと生きるためのエイジングケア講演を行う。

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