女性のカラダ

えっ!これも女性に多い病気なの? ① 「貧血」

貧血

貧血が男性より女性に多い理由を知っていますか?

「生理があるから」。

これは正解です。


でも、それだけなく、もともと赤血球の数が、男性に比べて女性のほうが少ないことも原因です。

男性のほうが、赤血球が多い理由は、男性ホルモンと関係があります。


男性ホルモンには、腎臓で造血因子の製造を促す働きがあることがわかっていて、男性ホルモンが多い男性は、それだけ赤血球も多くつくられることになります。


これが赤血球数の男女差を生んでいます。


男性ホルモンは70歳前後を境に減少してくるため、それ以降は赤血球数の男女差が縮まっていくため、男性の貧血も増えてきます。


というわけで、生理のある世代の女性は、特に貧血になりやすいので注意が必要です。


貧血と言えば、めまいや立ちくらみの症状を想像する人が多いかもしれませんが、そのほかさまざまな症状があるんです。

そして、自分で貧血と気づいていない人も多いので要注意。


貧血は徐々に進行しますので、症状がはっきりせず、なんとなく頭が痛い、肩がこる、疲れやすい、顔色が悪いなど、自分の体質とあきらめていることも。


「たかが貧血」と軽く見ている人もいるかもしれませんが、貧血が進むと日常生活に大きく影響することも少なくありません。

貧血と思っていたら、別の命にかかわる病気だったということもありますので、病院で血液検査をして確認してください。


貧血チェックリスト

貧血

貧血で起こりやすい症状のチェックリストを紹介します。あてはまるものがあるか☑してみてください。


□ 疲れやすい

□ だるい

□ めまいがする

□ 動悸や息切れがする

□ 肩こりがある

□ 頭が重い

□ 顔色やくちびるの色が悪い

□ 食べ物が飲み込みづらい

□ 口の端が切れる

□ 舌の表面がツルツルしている

□ おせんべいなどの硬いものを大量に食べたくなる

□ 酸味がしみる

□ 爪が割れやすい

□ 枝毛・抜け毛が増える

□ 肌がカサカサする


思い当たる症状はありましたか?


貧血といえば、めまいやだるさ、立ちくらみ程度と考えられがちですが、実はさまざまな症状があるのです。

生理のある世代の女性の貧血で、最も多いのは「鉄欠乏性貧血」。


全身に酸素を運搬する赤血球を構成するヘモグロビンの減少がかかわっています。

ヘモグロビンは鉄を原料としていて、鉄分が不足することで体内が酸素不足になり、だるさや頭痛などが現れます。美容にもよくありません。

鉄は体内にも蓄えられているため、不足することで、すぐに貧血症状は現れませんが、不足してから補充しづらいのも特徴です。


毎日の食事で鉄分を摂りましょう

貧血

鉄欠乏性貧血は、毎日の食事で鉄を摂取することで防げます。


鉄分が多くておすすめの食品は、


●魚介類

干しえび・どじょう・かつお節・しじみ・あさり・赤貝など


●藻類

青のり・ひじき・岩のり・焼きのり・こんぶなど


●肉類

レバー(豚・鶏・牛)


●種実類

ごま・カシューナッツ・アーモンドなど


ただし、その際は鉄の多い食材を食べるだけでは不十分で、鉄の吸収を助けるタンパク質やビタミンCも同時に摂ることが大切。

赤血球をつくるのに欠かせないビタミンB12と葉酸も必要になります。


また、鉄分の吸収を妨げる食品があって、渋み成分のタンニンが含まれるコーヒー、紅茶、緑茶など。穀類や豆類の皮に多く含まれているフィチン酸も吸収を妨げます。

鉄分を摂取したいときは、これらの食品の飲みすぎ、食べすぎに注意です。


貧血になりやすい女性は、無理なダイエットをしている、野菜ばかりの偏った食事をしている、ひとり暮らしをしているなどに多いと言われています。


これは朝食を抜いたり、自分の好きな食事ばかりすることで、血液を造るのに必要な鉄やタンパク質、ビタミン類などの栄養素が不足してしまうからです。


貧血は、鉄欠乏性貧血だけではありません。


赤血球をつくることが困難な貧血や、赤血球の寿命が短くなる貧血、病気により慢性的に出血していることで起こる貧血など、貧血にはさまざまな種類があります。


特に、子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人科の病気が原因で、生理の出血量が多い「過多月経」によって、貧血を起こしているのかもしれません。


「たかが貧血」と考えず、もし気になる症状があったら、婦人科や内科を受診して血液検査をしてもらい、貧血の原因を突き止めて、正しい知識を身につけることで、貧血を予防・改善してください。




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  • 増田 美加(女性医療ジャーナリスト)

    女性誌や女性専門サイトで、女性の医療&健康・美容現場を取材&執筆。2006年に乳がんを経験。検診の啓発、更年期への対策、予防医学の視点より、健康で美しくイキイキと生きるためのエイジングケア講演を行う。

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