女性のカラダ

夏の終わりのカラダケア

増田美加先生

暑い日がまだもう少し続きそうですが、そろそろ夏の疲れが出てくるころですね。

今から、初秋に向けての対策が、美容と健康に大きくものをいいます。

夏のダメージを回復するケアをしておきましょう。

夏はエアコンと紫外線で、思っている以上に肌も髪も乾燥しています。

本格的な乾燥シーズンが来る前に、保湿をしっかりして、肌と髪のバリアを回復しておくことが大切です。


肌には、しっとりタイプのクリームや美容液をたっぷり塗ります。

夜の保湿も大事ですが、朝たっぷり保湿をしてあげることがバリア機能回復に役立ちます。

髪にも夜のシャンプー後だけでなく、朝もヘアクリームやオイルをたっぷりつけてあげましょう。

外側からのケアだけでなく、内側からのケアも忘れずに。

この時期、気づかぬうちに冷えている“内臓の冷え”を改善することも、肌と髪のケアにもつながります。

冷えが解消し、巡りがよくなれば、肌や髪にも栄養分が届きます。

それから、夏の疲れ、だるさを感じている人も、内臓が冷えています。

内臓の冷え対策はおすすめです。


まずは食。体を温める食べものを積極的に摂りましょう。

漢方的にいうと、食べ物は“五性”といって、5つの性質「熱・温・平・涼・寒」に分けられます。

このうち、体を少し温めるものは「温」。温める力が強いものが「熱」です。

「温」の食べ物には、生姜、ネギ、ニンニク、ニラ、シソ、玉ネギ、カボチャなどがあります。

「熱」の食べ物は、唐辛子、山椒、ゴマ、リンゴなどです。

いつもの食事のなかにひと品でも加えてみてください。

一方、体を冷やす食べ物は、「涼」「寒」。最後に中間でバランスの良い食べ物が「平」です。

「涼」の食べ物は、ホウレン草、セロリ、ナス、大根、白菜、イチゴ、スイカなど。

「寒」の食べ物は、トマト、キュウリ、冬瓜、レンコン、みょうが、フキ、キウイ、バナナなど。

「平」の食べ物は、キャベツ、サツマ芋、山芋、里芋、チンゲン菜など。

お豆腐でも、冬は温めて食べますが、夏は冷奴が多くなるなど、私たちは気づかぬうちに冷たいものを摂り過ぎています。
1日のうちに1回は、意識して温かいものを飲んだり食べたりしましょう。

たとえば、夏の終わりのおでんや鍋も、なかなかいいですよ。


漢方薬にも、体を温める力を持つものが多くあります。

たとえば、だるいなあ、疲れるなあと感じていたら、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)、六君子湯(りっくんしとう)、十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)などは、夏の終わりに体を温めて、元気を取り戻すためには、いい漢方薬です。

私も今、夏の疲れが出てきているところで、内臓の冷えを感じています。

だからこの1週間、いつもの漢方薬に加えて、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)を飲んでいます。

みなさんも、夏の疲れが…と感じたら、病院で漢方薬を処方してもらうといいと思います。

  • 増田 美加(女性医療ジャーナリスト)

    女性誌や女性専門サイトで、女性の医療&健康・美容現場を取材&執筆。2006年に乳がんを経験。検診の啓発、更年期への対策、予防医学の視点より、健康で美しくイキイキと生きるためのエイジングケア講演を行う。

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