女性のカラダ

漢方で美肌もスリムボディも手に入れよう!② 「むくみ太りに漢方薬が使えます」

増田美加先生 漢方で美肌もスリムボディも手に入れよう!① 「大人のニキビにも漢方薬が役立ちます」

漢方薬は自分の体質(タイプ)に合ったものを飲むことがとっても大事なのですが、漢方で体質を診るときに、どんなものさしが使われているか、ご存じですか?


漢方で体質を診断するときのものさしのひとつに、「気」「血」「水」があります。漢方では、気と血と水の3因子で体の要素ができていると考えます。



「気」は、元気、気力、気持ちの気です。気が低下していると、無気力やだるさなどが起こったり、息苦しさや頭が重くなったりします。


「血」は、全身を巡って栄養を与えるおもに血液のこと。血がとどこおる不調には、生理痛や肩こり、便秘などがあります。また貧血や肌の乾燥なども血の低下によって起こると考えます。


「水」は、血液以外の体液で、水分代謝や免疫システムにかかわるものです。水の不調はむくみ、めまい、頭痛、下痢などがあります。


そこで、今回のテーマである“むくみ太り”ですが、「水」の不調と考えます。漢方的には、「水毒(すいどく)」「水滞(すいたい)」と言います。


漢方薬で“むくみ太り”を解消する方法は、冷えを解消することから始めます。むくみやすい人は、冷えやすい人でもあるのです。同時に、疲れがとれにくい、頭痛、めまい、肩こり、汗をかきやすいなどの特徴もあります。


体が冷えると、体内の水が流れず、とどこおってしまいます。これがむくみの原因。ですから、水がよく流れるようにするわけです。漢方薬では、「水」の流れをよくする薬が処方されます。


むくみによく使われる漢方薬には、「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」「五苓散(ごれいさん)」「防巳黄耆湯(ぼういおうぎとう)」などです。


「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」は、下半身が冷えて、疲れやすい人で、むくみやすい人におすすめです。


「五苓散(ごれいさん)」は、口が渇いて、トイレの回数が少ないタイプで、むくみやすい人に。二日酔いにもよく効くので、私は「アルコールを飲みすぎたあ」と思ったときに飲んで寝ます。すると、朝すっきりして二日酔いになりません。


「防巳黄耆湯(ぼういおうぎとう)」は、疲れやすく汗をかきやすい人で、関節が痛んだりするタイプの人のむくみに効きます。


これらの漢方薬は、もちろん病院で健康保険で処方してもらえますので、安く入手できます。


自分に合ったむくみをとる漢方薬を処方してもらえば、2~3日飲むだけでも、むくみがとれる感じが実感できると思います。1~3か月くらい続けて飲むと、むくみにくい体になって“むくみ太り”が解消できると思います。


漢方薬だけでなく、食事では、味の濃いものや塩分の効いたものをできるだけ控えるようにすることも大事です。むくみ太りしやすい人は、しょっぱいものを食べると、むくみやすい体質なのです。


それから冷たい飲み物も控えめに。お腹が冷えると、むくみやすくなります。


麦や小豆は、むくみとりにおすすめです。体内の余分な尿や汗を体外に出して、水のかたよりを治してくれる作用があります。試してみてください!


漢方で美肌もスリムボディも手に入れよう! ③ 「乾燥肌を漢方薬で改善できます」
  • 増田 美加(女性医療ジャーナリスト)

    女性誌や女性専門サイトで、女性の医療&健康・美容現場を取材&執筆。2006年に乳がんを経験。検診の啓発、更年期への対策、予防医学の視点より、健康で美しくイキイキと生きるためのエイジングケア講演を行う。

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