女性のカラダ

漢方で美肌もスリムボディも手に入れよう!① 「大人のニキビにも漢方薬が役立ちます」

増田美加先生

今月は3回にわたって漢方でキレイになる方法をお伝えしたいと思います。


「漢方」というと、古ーくからある中国の伝統医療というイメージがあると思いますが、実は日本独自の医療だってことを知っている人は少ないのではないでしょうか?


漢方医学は、大昔、中国から伝わったものではあるのですが、そこから長ーい年月をかけて日本人に合うように育まれてきたもので、昔は日本で唯一の“医学”でした。


それが江戸末期の開国のときに、西洋医学が広く普及して、西洋医学と区別するために“漢方医学”という呼び方になったのです。


明治時代から、西洋医学が医療の中心のようになっていますが、今も“漢方医学”はいろいろな医療現場で実際に使われています。


日本の“漢方医学”の特徴は、西洋医学を学んだ医師が西洋医学とともに行っているところにあります。


世界的にも日本の漢方医学は“kampo”という言葉で広く知られています。


ですから、クリニックの先生から処方された薬の中に、漢方薬が入っていた、なんてことは普通にあります。日本の医師の80%は、漢方薬を治療に使っています。


なかには、「漢方薬は費用が高い」って思っている人もいるかもしれませんが、健康保険で診療してくれるクリニックで処方してもらう漢方薬は、健康保険が使えますので、決して高くありません。


漢方薬は、その人の体質(タイプ)によって、同じ症状でも使う薬が違います。ですから、医師にきちんと診察してもらって、自分に合った漢方薬を処方してもらうのが、正解!と思います。


西洋医学は、さまざまな検査をして病気を見つけ、その病気を治すアプローチをします。それに対して、漢方医学は、体質や心身のバランスを改善して、自然治癒力を高め、健康になるための医療です。


つまり、漢方医学は、病気になる前の未病の段階や、病名のつかないちょっとした不調を改善するのが得意分野なのです。


たとえば、大人のニキビにも漢方薬が使えます。


その人の体質やニキビの状態によって使う薬は違うのですが、たとえば「桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)」「清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)」「荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)」「十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)」などは、ニキビ治療に有名な漢方薬です。


「桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)」は、昔、私もPMSのニキビがよくできていたころに飲んでいて、とてもよく効きました


この漢方薬のおかげで、生理前にあごにできていたニキビが全然できなくなりました。


この漢方薬は、血流がとどこおっていて、手足やお腹が冷えている人におすすめです。便秘や目の下のクマにも効果がある人もいます。肌のくすみもとれますよ。


漢方医学では、生活習慣や食事のアドバイスもしてくれます。


たとえば、「桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)」がよく効く人は、血流が悪い体質の人ですから、体を温めて血流をよくする食事を摂るように言われます。そうすることで、ニキビの原因になっている体質を改善しましょう、という考え方です。


血流アップには、ねぎ、しょうが、にんにく、とうがらしなどの薬味を上手に使いましょう。それから、とろみのある食べ物で体を温めるのもおすすめ。あんかけそばとか、葛湯などがいいですね。


血液をサラサラにする作用のあるEPA、DHAが豊富なサバ、イワシ、サンマといった青魚を意識して食べることで血液の質をよくして、血流アップにつなげることもできます。


いかがですか?ちょっとした不調を漢方薬で治してみませんか?


漢方で美肌もスリムボディも手に入れよう!② 「むくみ太りに漢方薬が使えます」
  • 増田 美加(女性医療ジャーナリスト)

    女性誌や女性専門サイトで、女性の医療&健康・美容現場を取材&執筆。2006年に乳がんを経験。検診の啓発、更年期への対策、予防医学の視点より、健康で美しくイキイキと生きるためのエイジングケア講演を行う。

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