夏に気になる乾燥対策 髪 ~うるおいケアの第一歩は毎日のシャンプーです
- 更新日:2016/05/27
- 公開日:2012/08/12

シャンプーの方法 頭皮はこすらず指の腹で、もむように
前回は、頭皮の乾燥ケアについてお話しましたが、今回は髪の乾燥ケア。
夏は紫外線量が多く、エアコンの影響もあって、乾燥しやすく髪にダメージを受けやすい季節です。思っている以上に、髪の保湿ケアをすることが大切です。
髪の保湿ケアの基本は、シャンプーです。
シャンプーは髪を洗うというより、毛穴の詰まり、頭皮の汚れをしっかり落とすことが大事です。
湯船で頭から汗を出して、毛穴が開いてから洗うのがコツ。
シャンプーは手で泡立ててから、頭皮を指の腹でもむように洗います。強くこするのは、絶対NGです。
①3つのゾーンに分けて洗っていく
洗う前に、目の粗いブラシで髪をとかしておきます。髪がからんで、傷めるのを防止するため。目安として、頭を3つのゾーン(前髪から頭頂部へ、両耳から頭頂部へ、襟足から頭頂部へ)に分けて洗っていくと、洗い残しがありません。②十分に予洗いして前髪から
ぬるま湯だけで、十分に髪を濡らして予洗いします。シャンプーは手で泡立て、まず前髪の生え際から、頭頂部の頭皮を指でもむように洗います。③耳の後ろから頭頂へもみ上げる
次に、指の腹を耳の後ろに置き、両側の耳から頭頂に向かって、もみ上げるように洗います。洗うというよりマッサージする感覚で行います。④襟足から後頭部をもみ上げる
最後に襟足から頭頂へ向けて、しっかりもみ上げます。生え際や耳の後ろは、忘れがちなので最後にもう一度。⑤乾燥防止&傷めないためにすぐに乾かすこと
入浴後、肌の保湿をしたら、すぐ乾かすことが大切です。自然乾燥は髪にも頭皮にもNG。大事な栄養分が失われ、かえって乾燥が進んでしまいます。地肌に指先をあてて、小刻みに動かしながら、ドライヤーをあてます。このときに髪の保湿剤(クリームやオイル)も上手に使って。美髪につながる食材選び
また、健康な頭皮と髪をつくるには、良質のタンパク質(必須アミノ酸)、ミネラル(特に亜鉛、鉄分、銅)、ビタミンB群をとることが大事です。必須アミノ酸は大豆や魚、肉をバランスよく食べることが必要。油はαリノレン酸(青魚のEPA、DHA、亜麻仁油など)がおすすめです。
入眠直後90分間が髪を修復
髪にとって重要なのは、入眠90分後に最初にやって来るノンレム睡眠。このとき髪の成長に必要な成長ホルモンが最も多く分泌されます。この時間を、髪の毛根部の細胞分裂が活発になる、夜10時~午前2時にもってくることが美髪をつくるポイントです。
禁煙 血流改善のためにも
喫煙すると毛細血管が収縮し、抹消の血流が悪くなり、頭皮の血行不良の原因になります。髪や頭皮の乾燥や抜け毛を進ませてしまうことになります。大事な抗酸化成分ビタミンCも大量に失われてしまいます。美しい髪のためにも禁煙しましょう。
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増田 美加
(女性医療ジャーナリスト)
女性誌や女性専門サイトで、女性の医療&健康・美容現場を取材&執筆。2006年に乳がんを経験。検診の啓発、更年期への対策、予防医学の視点より、健康で美しくイキイキと生きるためのエイジングケア講演を行う。
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