更年期

更年期→「幸」年期にするための不調解消の3つのヒント

  • 更新日:2020/10/21

「肩こりがひどくなった」

「疲れやすく、イライラするようになった」

「頭痛がしたり、汗が大量に出てきたりするようになった」

「皮膚がかさかさしてきた」

「なんだか最近、気分が沈みがち」

こういった症状が出始めたら、それはもしかして、女性ホルモンのしわざかもしれません。


日本人女性の閉経平均年齢は50歳であり、閉経前後を挟んだ10年間のことを更年期と言います。ただ、閉経には個人差があり、まれに30代で閉経する人もいます。更年期には女性ホルモンのエストロゲンが急激に減少することになり、それにともなって、上記のような様々な症状が出てくるのです。


こういった症状は、「放置しておけば治る」ものではありませんから、適切に対処する必要があります。今回は、葉石かおりさん著『死んでも女性ホルモン減らさない!』を参考に、「女性ホルモンの減少による不調」との付き合い方を紹介していきます。


更年期症状を引き起こす3つの要因とは?

女性ホルモンは、脳によってコントロールされています。脳から「ホルモンを出して」と指令が出て、その指令が卵巣に届くと、卵巣からエストロゲンとプロゲステロンが分泌されます。しかし、加齢とともに、脳からの指令が届いてもホルモンが分泌されなくなります。指示通りにいかないと、脳は混乱し、自律神経や免疫系が影響を受け、ホットフラッシュをはじめとする、さまざまな不調が起こる、というわけです。


女性ホルモンの減少による更年期の症状は、個々人によって大きな差があります。無気力になって寝込んでしまう人、毎日のようにホットフラッシュに悩まされる人もいれば、ほとんど自覚症状のない人もいます。なぜ、こういった違いがあるのかというと、更年期症状には、3つの要因が複雑に絡んでいるからです。


身体的要因

卵巣機能の低下によって、女性ホルモンの分泌がスムーズにいかなくなることが要因。特にエストロゲンが急激に減少することで、生殖機能、自律神経系、心血管系などに作用し、多くの不調が現れます。


心理的要因

元々の性格や思考のクセ、また幼い頃の家庭環境も大きく影響します。細かいことにクヨクヨしてしまう方は症状が強く出やすく、逆にあっけらかんとしている方は、症状が出にくい傾向にあります。


社会的要因

職場での人間関係、セクハラやパワハラ、そしてまた家庭でのストレスが関係しています。子どもが自立したことによる空の巣症候群、親の介護によって環境が変わることも原因になることも。(P.39)


更年期の症状は、こういった要因が絡み合って発生しています。ですから、何が原因になっているかを、自分と向き合うことで明確にし、対処していく必要があるのです。


「更年期→幸年期」にするための3つのヒント

幸福な女性

更年期の不調は、ほっておいても解決しませんが、治療をしたり生活習慣を変えたりすることで、改善することはできます。ここでは、女性ホルモンの減少とうまく付き合っていくためのヒントをご紹介していきます。


①パートナードクターと出会う

更年期の不調は、適切な治療によって改善できます。まずは、自分に合う医師を見つけましょう。ベストな方法は、親しい方からの口コミで医師を紹介してもらうことです。まったくあてがない場合には、Caloo(カルー)などの病院口コミ検索サイトを使うのも手です。めぼしいクリニックが見つかったら、ホームページをチェックしてみましょう。診療内容のメニューに「更年期障害・低容量ピル・HRT」といったワードが入っているクリニックなら、更年期の症状に対応してくれます。


②治療はオーダーメイド・変化に合わせてアップデート

更年期の治療には様々な方法があります。低容量ピル、HRT(ホルモン補充療法)、漢方療法、サプリメントなど、どれが適切かは、人それぞれなのです。女性の体は年々変化していきますから、医師と相談しながら治療の方法をアップデートしていきましょう。


③心のケアも忘れずに。まずは言葉の使い方を変えよう!

「何事もネガティブに考えてしまう人は、更年期の症状が重く出やすい」といいます。まずは、何事もネガティブに考えてしまいがちだというクセに気が付くことが重要です。そして、思考のクセを変える第一歩の方法として、「言葉の使い方」を意識しましょう。


例えば、「雨が降って残念」ではなく、「雨が降ったから肌が潤う」といったように言葉をポジティブに変換すると、次第にこのクセが身についていきます。私自身、これを習慣化したことで、「私なんて」という最高峰のネガティブワードを封印することができました(P.118-9)


また、ヨガや、アロマ、ハーブティーなどで自律神経を整えることも、メンタル改善に効果的です。


さいごに。誰にでも訪れる「女性ホルモンの減少」への対処法を学ぼう!

著者の葉石かおりさんは、婦人科にて若年性更年期と診断されて初めて、「10年間悩まされ続けていた心と体の不調は、女性ホルモンが原因だったのだ」と気が付きます。そこから低容量ピルを使った治療を開始し、不調が一気に解消されることになったのです。


更年期障害の原因や時期・治療法を知っているか知らないかで、30代〜50代の生活の質が大きく変わる可能性があります。より詳しい情報が知りたいという方は、『死んでも女性ホルモン減らさない!』をチェックしてみてください。


今回ご紹介した本

『死んでも女性ホルモン減らさない!』

著者:葉石かおり

監修:産婦人科医・吉野一枝

出版社:KADOKAWA



▼更年期障害の治療ってどんなもの?

・更年期治療のホルモン補充療法(HRT)いくらかかる? どのくらい続ける? 気になる質問に答えます!

・更年期障害は治療できる! ファーストチョイスとなるホルモン補充療法(HRT)とは?

・【更年期】ホルモン補充療法(HRT)の思わぬメリットとは!?

・更年期障害の治療のファーストチョイス。気になるホルモン補充療法の副作用は?


▼知っておきたい、更年期の気になる症状まとめ

・更年期の性交痛は、腟にうるおいがなくなることで起こります!

・プレ更年期・更年期世代の腹痛、おなかの張り

・更年期に多いめまいと耳鳴りにどう対処する?

・更年期に起こりやすい心の不調。その乗り越え方は?

・不眠、寝つきが悪い、眠りが浅い…更年期によく起こる不眠障害をどう乗り越える?


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  • 今来 今 (フリーライター)

    神戸出身。編集者を経て現在フリーライター。複数メディアにて、映画評・書評・ルポなどを連載中。

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