マスクかぶれ

マスクかぶれに悩んだら?

  • 更新日:2020/08/30

 暑い季節でもマスクを外しにくい今、「頬に赤みが出た」「肌に湿疹ができた」「顔にかゆみがある」などに悩む声が聞こえてきます。特に、顔は、体の中でも比較的皮膚が薄いため、トラブルが起こりやすい部位です。肌トラブルが起こったら、なるべく早く対処したいですね。顔のかぶれの原因と対策をお伝えします。


かぶれやすいのは、どの時期?

PMS

 女性には、生理周期によって、かぶれやすい時期があります。下記の中で、かぶれやすい時期は、どこでしょうか?


□生理開始日~7日目 ⇒「生理期」

□生理開始8日目~14日目 ⇒「ハッピー期」

□生理開始15日目~21日目 ⇒「ニュートラル期」

☐生理開始22日目~28日目 ⇒「PMS期」

*日にちはおよその目安で個人差があります。


肌荒れ、かぶれは、PMS期に起こりやすい症状です。

 生理前に、黄体ホルモン(プロゲステロン)が優位になると、皮脂分泌が活発になります。毛穴が詰まりやすく、吹き出物の原因にもなりますが、自分の皮脂に肌が負けて、かぶれやすくもなります。また、体温が上がって、のぼせ、むくみなども起こるため、体調変化からの肌への影響も考えられます。


夏のマスクで、肌かぶれしていませんか?

 皮膚の最も外側にある角層は、バリア機能をもっていますが、生活環境の変化で、角層がトラブルを起こす機会が増えています。

 特にPMS期に、過度なストレスが加わると自律神経が乱れ、交感神経と副交感神経のバランスが崩れます。

交感神経が優位な時間が続いて、角層表面の皮脂膜が過剰になると、毛穴から出る自分の皮脂で、かぶれます。


 肌は、自律神経の影響を大きく受けているのです。ですから、自律神経が乱れやすいPMS期は、特に、ストレス対策に気を配って、副交感神経が優位になるリラックス時間をつくりましょう。


こんな症状があると、かぶれ(=接触皮膚炎)です

顔のかゆみ

 マスクも、汗も、化粧品も、かぶれ(=接触性皮膚炎)の原因になります。こんな症状があれば、かぶれ(接触性皮膚炎)の可能性があります。


赤みがある

かゆみがある

痛がゆい

熱をもつことも

ヒリヒリ、ピリピリする

ブツブツができる

水ぶくれなどが混ざることも

ジクジクした感じから時間が経つとガサガサする


 これらの症状は、ひとつだけのことも、いくつも重なることもあります。


スクかぶれは、素材と摩擦に注意

 マスクでかぶれる原因は、「素材」と「摩擦」があります。

 よく使われている不織布マスクは、織る、編む工程がなく、熱や機械的な圧力などで繊維を結合させたマスクです。人によっては、これにかぶれてしまうことがあります。そういう場合は、コットンのガーゼマスクやほかの素材のマスクに変えてみることも大切です。


 また、マスクの摩擦には、マスクが顔にあたってこすれた部分がかぶれを起こしてしまうことがあります。皮膚に接触する面が少ない立体的なマスクなどに変えてみるのもいいでしょう。

 ゴム紐の摩擦でかぶれてしまう場合は、ゴム紐がないマスクやゴム紐を耳にかけなくするアイテムもあります。


 マスクをしていると、いつもの夏に以上に汗をかきます。マスクの下の汗かぶれにも注意が必要。マスクの下の汗とメークが相まって、肌荒れ、かゆみにつながるなど、肌トラブルを招きやすい要因になっています。


ホルモンバランスの乱れる時期はさらに

 かぶれ(接触皮膚炎)は、皮膚科を受診する人の約3割を占めるポピュラーな皮膚疾患と言われています。あまり、かぶれたことがなかった人も、夏のマスクでかぶれやすくなっている人はいるでしょう。

 また、PMSの時期や更年期は、女性ホルモンの変動でかぶれやすくなる人もいます。


 皮膚の最も外側にある角層は、バリア機能を果たしていて、正常な皮膚では分子量1000以上の物質が角層を通過することはないと考えられています。

 しかし、現代の生活環境では、角層のトラブルが起こる機会が多くなっています。これがかぶれ(接触性皮膚炎)につながります。ホルモンバランスが乱れるPMS期や更年期は、なおさらです。


かぶれ対策は、ストレスケアで副交感神経を優位に!

 交感神経が優位な状態が続いて、皮膚の角層表面の皮脂膜が過剰になると、毛穴から出る自分の皮脂で、かぶれるということが起こります。


 肌は、自律神経でコントロールされていると言っても過言ではありません。ですから、自律神経が乱れやすいPMS期や更年期は、特に、ストレス対策に気を配って、副交感神経が優位になる時間をつくりましょう。


 また、自律神経の交感神経と副交感神経のバランスを整えるためにも、ストレス対策が大事。かぶれは、交感神経優位のサインなので、副交感神経を優位にする自分なりのリラックス法を見つけましょう。


 さらに、代謝や免疫力をあげ、脂肪燃焼を促すためにも、運動は大切です。リラックス効果のある運動なら、ストレス対策にもなり、一石二鳥ですね。


高脂質、高糖質の食事を控えることも大切

納豆、青魚

 肌細胞がつくられる原料は、食事です。肌のためには、高脂質、高糖質の食事を控え、腹八分目の和食を心がけましょう。

 高脂質、高糖質の食事は、かぶれを誘発しやすい不飽和脂肪酸の皮脂分泌を盛んにします。かぶれという炎症が女性に大敵なのは、皮膚老化を促進する“炎症老化”を引き起こしてしまうからです。


 タンパク質は、納豆、青魚などを積極的に摂ります。抗酸化作用のあるビタミンCやB群、サケなどに含まれるアスタキサンチンもおすすめです。


 かぶれは、皮脂が分泌される毛穴周辺から起こります。毛穴の詰まり、開きは、たるみ、しわ、しみにもつながります。

 このような肌老化を最小限にするためにも、ストレス対策、食事、運動にも気を配ることが大切になります。


マスクの下は保湿とUVケアも大事

 使用する化粧品は、抗酸化のものを使うと良いと言われています。

 マスク下の汗と化粧品の汚れをしっかり落とすためにも、この時期は、丁寧なダブル洗顔をしましょう。


 また、肌のバリア機能を高めるためにも、保湿(脂分より水分補給)は重要です。皮脂分泌が過剰になっているときこそ、バリア機能が乱れているサインですので、いつも以上に丁寧な保湿(水分補給)を心がけます。マスクを外して、メークの上からでも、スプレータイプの化粧水で保水します。


 マスクをしているからといって、マスクの下も紫外線対策、UVケアは手を抜かずに行いましょう。


▼バックナンバー

・お尻がかゆい!見えない場所だから不安……どんな病気?病院はどこに行けば?


・コロナ太り!? ウォーキングしても体重が減らない!どうすれば?


・加齢性難聴に注意! 20代から聴力の老化は始まっています


・おりもの、かゆみ、臭い…、増加傾向にある気になる性感染症の予防策


・むせる、咳き込むは、肺炎リスクを上げる!?


  • 増田 美加 (女性医療ジャーナリスト)

    女性誌や女性専門サイトで、女性の医療&健康・美容現場を取材&執筆。2006年に乳がんを経験。検診の啓発、更年期への対策、予防医学の視点より、健康で美しくイキイキと生きるためのエイジングケア講演を行う。

この記事がいいと思ったら
いいね!しよう

Related関連記事

Pick Up編集部ピックアップ

Rankingランキング

#tag