週末妊活

「絶対、排卵日にセックスしないとダメ!」は逆効果?週末妊活のすすめ

  • 更新日:2020/08/12

妊活に取り組んでいるカップルの年代は、20代〜40代の方々でしょう。20代〜40代といったら働き盛り。共働きのカップルも多いでしょうから、仕事に家事にと大忙しの年代です。それに加えて妊活となると……キャパオーバーでイライラしてしまうのも無理からぬことでしょう。


医師の北村健先生は、著書『週末妊活のすすめ』のなかで、「現代の妊活に取り組むご夫婦は、本当に大変だし、がんばっている。だからこそ週末妊活を提案したい」と述べています。週末妊活とは、「気持ちにも、時間にもゆとりのある週末だけ(平日休みの方の場合、休日だけ)妊活を楽しむ」という妊活スタイルのことです。


妊活は、「時間との戦い」というイメージもあり、そのため、「排卵チャンスは一回でも逃したくない」と考えがちです。ただ、北村先生は、加齢とともに男女ともに妊娠する確率が低くなるという事実は抑えつつも、週末妊活を推奨しています。


今回は、なぜ週末のみの妊活が推奨されるのかを、本書を参考に解説していきます。


週末妊活のすすめ1:妊活でもっとも大切なことは「ストレスを減らすこと」

現代社会を生きている人で、ストレスとは無縁だ、という人はほとんどいないでしょう。どうにかしてストレスと折り合いをつけて生きているのが現代人ですが、妊活においては、ストレスは大敵です。なぜなら、ストレスは生殖にまつわる体の働きを妨げるからです。


ストレスが与える妊活への悪影響

★女性

・排卵機能の低下

・ホルモンバランスの乱れ

・月経周期の乱れ


★男性

・勃起障害

・射精が不完全になる

・精子の減少や運動能力の低下

(P.45)


また、ストレスを感じると体が緊張状態になり、交感神経が優位になった結果、生殖機能をセーブする、といった働きも生じます。つまり、「ストレス=妊活の敵」だということです。


妊活のひとつとして、毎日基礎体温を測ったり、市販の排卵チェッカーを使ったりしている方もいらっしゃるでしょう。それ自体は問題ありませんが、「排卵日にセックスすることに向けての毎日」になり、お互いがストレスを感じているようであれば、毎日妊活は少しおやすみして、週末妊活に切り替えてみる方が良いでしょう。


▼経験者が教える「妊活」

・不妊治療を経験した産婦人科医が語る「妊活の7つのルール」とは?

・「不妊の悩み」どこに相談するのがベスト?


週末妊活のすすめ2:排卵日セックスにこだわりすぎるのは危険!

夫婦

北村先生は、「排卵日セックスは最悪です!」と言い切っています。もちろん、排卵日にセックスする方が妊娠できる確率は上がります。しかし、排卵日セックスにこだわりすぎることは、逆に妊娠を遠ざけると言います。


毎日妊活に励んで、期待と不安で迎える排卵日。「今日、よろしくね」とメールしてみたり、カレンダーに印をつけてみたり、夕飯に牡蠣やうなぎなどのパワーアップメニューを出したり…。(略)はじめはよくても、何カ月か続くとトーンダウンしてしまい、排卵日EDになってしまうケースもあります。「月に一度のチャンスをつぶされた」と感じた女性が怒りのあまり心ない言葉を発してしまう。または女性自身も「私ではダメなの?」と落ち込んでしまう。排卵日SEXにこだわりすぎると、こんな負の連鎖に陥ってしまう可能性もあるのです。(P.51)


こういった負の連鎖に陥らないためには、排卵日に必要以上に振り回されないことが大切です。オーガズムに達すると、脳に信号が伝わり排卵を促す、と言われています。オーガズムに達するためには、心身ともにリラックスすることが不可欠です。そのためにも、「絶対この日にしないとダメ!」というプレッシャーは感じない方がよいのです。


北村先生いわく「排卵日の4日〜5日前から妊娠しやすい日は続いている」そうなので、「絶対この日にセックスしないとダメ!」と思い詰める必要はない、と言えるでしょう。


▼セックスレスにならないためには?

・明日、あなたもセックスレスになるかもしれない。まさかと思う人こそ知るべき予防策


「毎日、妊活を中心に生活する」→「妊活するのは週末だけ」で妊活の敵・ストレスを撃退!

週末夫婦

妊活を始めると、毎日が「妊活のための生活」になりがちです。排卵日を意識したり、サプリメントを摂取したりと、できることはすべてやりたい、と考えている方も多いでしょう。しかし、やりすぎてストレスを感じてしまっては、逆効果です。「毎日妊活を意識するのは疲れた」「日々の生活に手一杯で妊活する余裕なんてない」という方は、まずは、週末妊活から始めてみてはいかがでしょうか?


ただし、週末だけの妊活といっても、平日の生活は不健康でもいい、というわけではありません。平日は妊活を意識しなくても、健康的な生活を心がける必要があります。たとえば、タバコは健康を阻害する要因になりますから、やめた方がいいでしょう。喫煙習慣は、「卵巣機能が低下する・精子の数や運動率が下がる・活性酸素を増やして妊娠しづらくなる」など、妊活を妨げます。


▼妊活で疲れないために

・≪妊活コラム≫心のエネルギー切れの解消法

・後悔?安堵?「子供を産まない選択」をした女性の本音


週末妊活を始めてみたい、週末妊活をするための平日の健康的な過ごし方について知りたい、という方は、『週末妊活のすすめ』をチェックしてみてください。


今回ご紹介した本

『週末妊活のすすめ』

著者:北村健

出版社:主婦の友社


【バックナンバー】女性を幸せにする本

不妊治療はなぜ高い?地域によって費用に差はある?
元気な精子を作るために!禁煙・禁酒はマスト?
今さら聞けない避妊の話。効果が高い避妊方法は?
「心が満たされない→買い物しよう」は危険。浪費のサイクルから抜け出そう!
節約ゼロで「お金が貯まる体質」に変わるための5つのクイズ
女性を幸せにする本
  • 今来 今 (フリーライター)

    神戸出身。編集者を経て現在フリーライター。複数メディアにて、映画評・書評・ルポなどを連載中。

この記事がいいと思ったら
いいね!しよう

Related関連記事

Pick Up編集部ピックアップ

Rankingランキング

#tag