気象病対策におすすめのアロマ

頭痛や肩こりなど「気象病」対策におすすめのアロマとは?

  • 更新日:2020/06/27

 気圧や気温、湿度などさまざまな気象変化に伴って起こる不調「気象病」。この時季になると、頭痛や倦怠感がひどくなるという方も多いと思います。

 そこでおすすめしたいのがアロマテラピーを利用して自律神経を整えること。起床直後のだるい時間やリラックスしたい就寝前におすすめのブレンドなど、公益社団法人日本アロマ環境協会(略称:AEAJ)が提案する日常生活で取り入れたいアロマをご紹介します。


気象病で多い症状TOP3

気象病対策におすすめのアロマ

 気圧・気温・湿度などの気象変化に伴って起こる、さまざまな不調である「気象病」。季節の変わり目や長雨の時期に体調を崩すという人は以前から見られましたが、近年多発する異常気象や、自律神経を乱しがちなライフスタイルにより、悩む人が以前より増加しているといいます。


 AEAJが会員を対象に行った調査では、気象の変化によって体調の変化を感じる人の割合は95%にも上ったのだそう。その症状としてTOP3にあがったのは「頭痛」「倦怠感」「肩こり・首こり」でした。また、気象による体調変化を感じる人のうち74%が「運動不足の自覚がある」、54%が「姿勢が悪い自覚がある」、52%が「ストレスが多い」、「スマホを見ている時間が長い」と回答しています。


気象病対策におすすめのアロマ

気象により体調変化を感じるメカニズム

 私たちの身体には、恒常性を維持する機能(ホメオスタシス)が備わっており、天候の変化があっても、本来であればコンディションを一定に保つことができます。ところが、天候の変化の度合いが激しかったり、頻繁に変化したりすると、気づかないうちに調整機能を担う自律神経が酷使され、機能が低下し、さまざまな症状が引き起こされます。


 自律神経が乱れてしまう原因の一つに「気圧」があります。気圧の変化は耳の奥にある「内耳」と呼ばれる器官で感知され、脳内の視床下部から自律神経を通じて変化に対応するように指令を出します。このとき、気圧の変化が大きいと体内の圧力のバランスが崩れて正しい指令が出せず、その影響で自律神経が乱れ、頭痛やめまいが引き起こされるのです。


 重い症状が出ている場合は受診が必要ですが、軽症の場合はセルフメンテナンスで症状を出にくくすることも可能です。そのポイントは、気象病と関わりが深い、内耳と自律神経を整えることです。姿勢・呼吸・運動といった基本生活を見直すことが重要ですが、その際に香りを取り入れて、自律神経を整えたり、ストレスを解消することも有効です。


気象病対策におすすめのアロマ

アロマテラピーで自律神経を整える

気象病対策におすすめのアロマ

 自律神経を整えるために活用できるのが、アロマテラピーです。AEAJが会員に行ったアンケートでは、気象病のときに活用している香りのTOP5は「ラベンダー」「ゼラニウム」「スイートオレンジ」「ペパーミント」「ベルガモット」でした。


 使い方としては、ディフューザーなどで空気中に香りを漂わせたり、コットンやハンカチに含ませて持ち歩き、不調のときに嗅ぐといった声が多く寄せられたようです。


日常生活へのおすすめの取り入れ方

気象病対策におすすめのアロマ

 自律神経を整えるには、日中に交感神経、夜間に副交感神経が優位になるように整えることが大切です。規則正しい生活に加え、朝起きた時や寝る前に香りを取り入れてみましょう。

 また、雨の日は気圧が低くなるため、副交感神経が優位になりがちに。身体が重い、やる気が出ないなどの時には「朝におすすめのアロマブレンド」を試すのもおすすめです。


★朝におすすめのアロマブレンド……ペパーミント+レモン

シャキッとするような爽やかな香り​

★寝る前におすすめのアロマブレンド……ラベンダー+スイートオレンジ

甘さのある穏やかな香り


<安全にアロマテラピーを楽しむために>

 アロマテラピーを安全に楽しんでいただくため、下記の点にご注意ください。


①精油は、少量でも皮膚に刺激を与える可能性があります。精油の原液を直接肌に塗らないように注意してください。また、必ず使用量を守ってください。

②刺激を感じたら、使用を中止しましょう。また、目の周りや皮膚の弱いところでの使用は控えてください。

③3歳未満の乳幼児には、芳香浴(空気中にディフューザーなどで精油を漂わせる方法)以外は行わないようにしましょう。3歳以上の子どもでも、大人の使用量の1/2程度までを限度として使用しましょう。

④妊産婦やお年寄り、既往症のある方は、専門家にご相談の上ご使用ください。



 筆者も気圧の変化による頭痛を感じることがよくあるのですが、自分の力ではどうしようもないのでつらいですよね。近年気象病に悩む人が増加しているということなので、頭痛や倦怠感など心当たりのある方は、まずはアロマテラピーを使って自律神経を整えることを考えてみては?



【参考】

公益社団法人 日本アロマ環境協会


<監修>

気象病対策におすすめのアロマ

内科・神経内科・頭痛・脳卒中専門医

久手堅 司先生

臨床経験を基に、2013年せたがや内科・神経内科クリニックを開業。「気象病・天気病外来」「自律神経失調症外来」「寒暖差疲労外来」などの特殊外来を立ち上げ、話題を呼んでいる。

  • 女子カレ編集部

    女性のココロとカラダに寄り添うサービス『女子カレ』の編集部。主に「今」お届けしたい情報をお届けします。

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