プレスリリース外出自粛によるオーラルケアの変化

外出自粛によりオーラルケアにも変化が!不安視される口のリスク

  • 更新日:2020/05/22

 外出自粛の影響で今「口の健康」が心配されています。「人と会話する機会が減った」「家にいることで間食が増えた」という方は要注意。毎日の習慣として行う歯みがきなどのオーラルケアは、口の健康、ひいては全身の健康を守ることにも繋がります。

 今回はサンスターグループが実施した調査から、外出自粛などの生活の変化によるリスクやケア方法をご紹介します!


①自宅時間の増加によるオーラルケアにおける変化は?

<オーラルケアの意識>

 自宅にいる時間が増えたことによるオーラルケアの意識や、お口の状態の変化について質問したところ、56%の人に変化が見られました。その理由としては、「マスクをすることで、自分の口臭が気になるようになった」、「歯医者に気軽に行けない為、歯や口の状態を気にするようになった」、「好きな時間に歯みがきがしやすくなった」、「歯みがきなどのオーラルケアの意識が高まった」と、いずれも自身のオーラルケア意識の高まりが見られました。


<オーラルケアの行動>

 オーラルケア行動で、実際に行動に「変化があった」と回答した人は21%。その理由として、「歯みがきの回数が増えた」、「歯みがきが丁寧になった」、「歯みがきの1回の時間が長くなった」「洗口液で口をゆすぐ回数が増えた」と続き、オーラルケアの行動においてポジティブな変化が多く見られました。(図1)


プレスリリース外出自粛によるオーラルケアの変化

図1)


【歯科医師・三宅医師の考察・アドバイス】

 お口の中を清潔に保ち細菌の数を減らすことは、むし歯や歯周病の予防だけではなく、誤嚥性肺炎やウイルス性疾患など全身の病気の予防にもつながります。

 唾液には天然の抗菌成分が含まれており、細菌の繁殖を防ぐ働きがありますが、寝ている間は唾液の分泌が減るため、朝の口は乾いた状況にあり、1日の中で最も口内の細菌数が多くなります。口の中の菌を効果的に減らすためには、①就寝前にしっかり念入りに歯をみがくこと(目安は3分)、②朝の歯みがきを特に丁寧にする、③唾液の分泌を増やすマッサージをすることが効果的です(図2)。特に就寝前の歯みがきでは、ハブラシだけでなくフロスや歯間ブラシ、洗口液も併せて使用することをおすすめします。

 意識変化の生じたこの機に、オーラルケアの行動変化につなげてみましょう。


プレスリリース外出自粛によるオーラルケアの変化

図2)唾液腺マッサージ


②食生活やコミュニケーションにおける変化とオーラルケアの関係

 普段の生活の中での変化TOP 5は「外出」(54%)、「買い物」(45%)、「人とのコミュニケーション」(35%)、「食生活」(32%)、「起床や就寝の時間」(31%)でした。そのうち、「食生活」と「人とのコミュニケーション」はオーラルケアと大きく関連しています。


<食生活>

 3人に1人が「食生活に変化があった」(32%)と答えており、変化の理由TOP3は、「お茶やコーヒーを飲む頻度が増えた」(53%)、「冷凍・レトルト食品の利用頻度が増えた」(43%)、「間食の回数が増えた」(43%)です(図3)。男女差が最も大きいのは「間食の回数が増えた」で、男性33%に対し、女性51%という結果でした。


プレスリリース外出自粛によるオーラルケアの変化

図3)


【歯科医師・三宅医師の考察・アドバイス】

 家にいる時間が長くなると、ついお菓子やジュースなどの飲み物などに手が伸びて、だらだらと食べてしまいがちです。実は、この「だらだら食べ」がむし歯のリスクを高めます。口の中では、食事や間食の際、食べ物や飲み物に含まれる糖分でむし歯菌が酸をつくり、歯を溶かします。そして、それを唾液の働きで修復しています。しかし、口の中に甘いものがある状態が長く続くと、唾液による歯の修復が間に合わなくなり、むし歯になりやすくなります(図4)。間食が多くなってしまっていると思ったら、歯の修復を助けるため、食べた後にはこまめに歯をみがくようにしましょう。唾液の働きを助けて歯の修復作用を促進するフッ素入りの歯みがきで食後や間食の後に 歯をみがくとむし歯予防により効果的です。 また、お口とからだの健康のためにも、規則正しい食生活を心がけましょう。


プレスリリース外出自粛によるオーラルケアの変化

図4)むし歯になりやすい口腔環境とむし歯になりにくい口腔環境


<人とのコミュニケーション>

「SNSや家族との会話の量が増えた」と答えた人は約3割にのぼり、特に20代では、家族との会話の量が増えた人は44%と、全体の32%と比べ高い結果となりました。

 しかしながら「直接会って話す機会が減った」は79%、「全体的な会話の量が減った」は65%と、共に大きく減少しています(図5)。年代別に見ると、大きな差は見られないものの、60代が最も多く全体的な会話の量が減った(73%)と感じていることがわかりました。


プレスリリース外出自粛によるオーラルケアの変化

図5)


【歯科医師・三宅医師の考察・アドバイス】

 お口の機能を健康に維持するには、食事による咀嚼、噛む運動だけでなく、人とのコミュニケーションで口や顔の筋肉を使うことも大切です。自粛の影響で人との会話が減ったことにより、口の周りの筋肉の働きが低下し、オーラルフレイルのリスクが高まる恐れがあります。一人でもできるお口のトレーニングには、「パタカラ体操」(図6)や「口と舌の体操」(図7)、好きな本の朗読などがあります。ご自身が好きなことや、できることから取り組んでみましょう。お口の筋肉をしっかり動かして口腔機能を維持することは、心身の健康へも繋がります。


*オーラルフレイルとは、硬いものがたべづらくなったり、滑舌が悪くなったり、加齢に伴うお口の衰えが、栄養不足や気持ちの落ち込みなどを引き起こす現象や、その過程のことを言います。


参考:https://jp.sunstar.com/oral-frail/


プレスリリース外出自粛によるオーラルケアの変化

図6)


プレスリリース外出自粛によるオーラルケアの変化

図7)



 外出自粛による運動不足で体重が増加したという声をよく聞きますが、間食の増加も一因としてあげられそうですよね。毎回歯磨きや洗口液を使ってケアをしているという方は問題ないですが、オーラルケアが行き届いていないと感じている方は、口も含め全身の健康を守っていきましょう。



【参考】

サンスター株式会社


「Stay Home, Stay Healthy! うちにいよう、健康でいよう!」特設サイト


 サンスターは、新型コロナウイルスの影響による外出自粛により自宅で過ごす時間が長くなっている今、家で健康に過ごしてもらいたいという願いから、これまで発信してきた口とからだ、生活環境に関する健康情報や、子供向けも楽しめるコンテンツをまとめた特設サイト「Stay Home, Stay Healthy! うちにいよう、健康でいよう!」を開設。

特設サイトURL


【解説】

一般財団法人サンスター財団附属千里歯科診療所 歯科医師 三宅 直子(みやけ なおこ)

所属学会:日本歯科保存学会、日本歯周病学会 専門:歯科保存治療 日本歯科保存学会認定医

2007年 大阪大学歯学部卒 2015年~一般財団法人サンスター財団附属千里歯科診療所勤務

  • 女子カレ編集部

    女性のココロとカラダに寄り添うサービス『女子カレ』の編集部。主に「今」お届けしたい情報をお届けします。

この記事がいいと思ったら
いいね!しよう

Related関連記事

Pick Up編集部ピックアップ

Rankingランキング

#tag