妊婦

パートナーが父親の自覚を持ち、妻の妊娠・出産をサポートするようになる方法

  • 更新日:2020/03/11

共働きが当たり前になりつつある現代、「男性が家事を手伝う」という言葉は嫌われがちです。家事は男女が協力して行うものですから、「家事を分担する」という言葉で表現するのが適切だ、というわけです。


ただし、妊娠・出産となると、「分担する」ことはできません。どうしたって、女性が妊娠・出産の主役となり、男性はサポートする、手伝うことしかできなくなるのです。


男性の場合、妻が妊娠しても、自分の体に変化があるわけではありませんから、父親になる自覚を持ちにくい、と言われています。「出産が不安なのに、夫は他人事で独身時代と同じような生活を送っていてモヤモヤする」と不満を抱く女性も少なくありません。


今回は、そういった不満を解消するために、「男性が父親の自覚を持ち、妻をサポートするためにはどうしたらいいのか」を産婦人科医の吉崎達郎先生と心療内科医で子育てカウンセラーの明橋大二先生の共著『子育てハッピーアドバイス 妊娠・出産・赤ちゃんの巻』を参考に紹介していきます。


父親の自覚を持ってもらうためにオススメな3つのこと

最初に、男性が父親の自覚を持つためにしておくべき3つのことをご紹介します。

1妊婦健診に一緒に行く

2プレママ・プレパパ講座に参加する

3おなかの中の赤ちゃんの心音を聞いたり、話しかけたりする

(P.92)

妊婦健診など、妻が病院に行く際には、できる限り付き添うことが望ましいでしょう。病院で赤ちゃんの画像を夫婦で一緒に見ることによって、「もうすぐ父親になるんだ」という自覚も芽生えますし、「妻は命がけで自分の子どもを身ごもってくれているんだ」という事実にも気がついてもらうことができるでしょう。


男性が妻をサポートするための6つのポイント

妻のサポート

まずは、たばこなど、赤ちゃんの害になることは止めてもらいましょう。言うまでもありませんが、喫煙は胎児の流産や早産、未熟児の割合を引き上げるリスクがあります。


ここでは、男性が妻をサポートするための6つのポイントを解説していきます。


①妊娠中のつらさを理解する

布団の上げ下ろしや、車の運転など、今まで当たり前にできていたことが、できなくなります。つわりのときは、食事を作るのもつらいものです。体だけではなく、周囲に敏感になる妊娠期は、ちょっとしたことに落ち込んだり、イライラしたりするので、まずはそのつらさを理解することが大切です。(P.83)

②「ダラダラしている」などと言わない

ダラダラしているように見えるのは、本当に動くのがたいへんだからです。「もう少し家事をしたらどうだ?」など、否定的な言葉をかけないのがサポートの基本です。(P.85)

③できるだけ早めに帰宅する

毎日深夜に帰宅では、物理的にサポートすることもできません。職場の事情はあるでしょうが、少しでも早めに帰ろう、と言う気持ちを見せるだけで、妻もとても心強く思うものです。(P.87)

④家事分担を見直す

よくあるのは、重い物を持つ、おふろを掃除する、などですが、それ以外にも、妻がこなしている家事は、料理、掃除、洗濯、すでに子どもがいれば上の子の世話など、たくさんあります。この際、家事分担を見直してみるのもいい機会ではないかと思います。(P.88)

⑤マッサージする

体が辛い、腰が痛いなど、妊婦はさまざまな体の変調をきたします。マッサージするだけで、体もそうですが、精神的にもとても楽になります。(P.89)

⑥話を聞く

答えは出さなくていいのです。ただ妻の話を「そうか」「なるほど」「たいへんだったね」と聞くだけで、妻はとてもほっとします。(P.90)

また、男性が「妻をサポートしたいけれど何をしていいかわからない」という場合は、「僕にできることはなにかある?」「してほしいことがあったらなんでも言ってね」といった声かけをしてもらうのも一案です。


さいごに。言葉を尽くして伝えることが大切

夫婦

今回は、プレパパが心がけておきたい、妻のサポート方法をご紹介しました。


この記事を読まれて、「夫がそうしてくれたら嬉しいけど、全然サポートしてくれない。私の大変さもわかってくれないし」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。実際、つわりで辛いときなどでも、「料理を作ってくれて当然」という顔をする夫は少なくありません。


なぜ夫が妻の妊娠の大変さを理解できず、他人事のように振る舞ってしまうのかというと、「誰も教えてくれないため、妻の大変さをまったく理解できていない」ことと「(当たり前ですが)自分が妊娠した経験がないため、どうやってサポートしたらいいのかわからない」ことが原因でしょう。


「こんなに大変なの、見たらわかるでしょ?!」と思ってしまう気持ちも理解できますが、言葉で説明しないと伝わらないこともたくさんあります。


夫婦で協力して大変な時期を乗り越えたいなら、自分の体調や精神状態や「してほしいこと」を言葉できちんと伝えることが大切なのです。


今回ご紹介した本

『子育てハッピーアドバイス 妊娠・出産・赤ちゃんの巻』

著者:吉崎達郎・明橋大二

出版社:万年堂出版



【バックナンバー】女性を幸せにする本

買うより借りる!レンタル&シェアで、節約と楽しさを両立させる生き方を!
共働きなのに貯金がない!?貯まる夫婦になるための3ステップ
「この人といると自己肯定感が下がる」ならDV・モラハラを疑ってみよう
7回の体外受精を経て、特別養子縁組を決意した元タカラジェンヌの話
「お腹が出てきましたね」もNG!?妊娠中の人に言わない方がいい言葉
女性を幸せにする本
  • 今来 今 (フリーライター)

    神戸出身。編集者を経て現在フリーライター。複数メディアにて、映画評・書評・ルポなどを連載中。

この記事がいいと思ったら
いいね!しよう

Related関連記事

Pick Up編集部ピックアップ

Rankingランキング

#tag