人生崖っぷち母ちゃん

いつかパパになりたいアナタへ 「精子」の不都合な真実

  • 更新日:2020/03/02
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不妊大国、日本。不妊に悩む夫婦は6組に1組(5.5組に1組)と言われています。


こんにちは、赤星ポテ子です。私が不妊治療をはじめた10年前は10組に1組と言われていました。不妊の知識が浸透してきているにもかかわらず、不妊で悩む夫婦の割合は年々増え続けています。

「自分の子どもが欲しい」という想いは、なにも女性に限った話ではありません。


「結婚をしたら自分の子どもを欲しい」という想いは、男性にもあります。にもかかわらず、「婚期が遅れると赤ちゃんを授かりにくい」という危機感を持っている男性は少ないように感じます。

いつかパパになりたい男性にとって、今日は耳が痛いお話になります。


女性だけじゃない、男性も不妊原因はあった!?日本男性、4人に1人が「不妊の恐れ」

不妊原因の内訳

赤星家の場合、元夫には検査に異常は見つからず、不妊原因は私側にありました。

一般的に「不妊の原因は女性側にある」と思われがちですが、不妊原因の約半分は男性も関わっているという事実をご存知でしょうか。


WHO(世界保健機関)の調査(※)によると、不妊原因が女性側のみのケースは41%。男性側のみは24%、男女とものケースは24%。不妊で悩む夫婦の約半数は、男性側にも原因があるという結果が出ています。

不妊症の原因円グラフ

※WHOによる不妊症の原因調査


卵子の老化、精子の劣化

ここ数年で、不妊症でなくとも世間一般的に知れ渡るようになった「卵子の老化」。


「子どもが欲しいから、お見合いのお相手は35歳まで」

結婚相談所で仲人として働く知人から伺ったお話です。

卵子の老化が広く知れ渡ってからここ数年、お見合い相手の年齢をよりシビアにとらえる男性が増えたそうです。


確かに、生まれながらにして数が決まっている卵子は、年齢とともに老化し、妊娠力が低下していきます。しかしながらそれは卵子だけではなく、精子も年齢が妊娠力に影響することをご存知でしたでしょうか。


日々新しく作られる精子も卵子と同じように、年齢とともに妊娠力が低下し、受精をサポートする力が落ちていきます。


「生理がきていれば何歳でも妊娠できる」と、かつて誤った知識を持った女性も多くいましたが、同じように、男性もまた「女性が若ければいつでも妊娠できる」という考えは改める必要があります。


妊活男子の6割が不妊治療中に後悔したこととは?

妊活に取り組んだ経験のある男性の6割が、「後悔したことがある」と回答。約6割にも上る男性の後悔の内訳は、「妊活の開始時期の遅さ」でした。

不妊治療中に後悔したこと

※読売新聞 朝刊11月19日


不妊治療中の女性から、「夫が精子検査を受けてくれない」という相談を時々受けることがあります。

男性側が不妊検査にハードルの高さを感じる男性側が不妊検査にハードルの高さを感じる理由として


「まさか自分に原因があるとは思えない。」

「精液検査を受けることに抵抗がある……」

「検査結果を知ることがなんとなく怖い……」

といった理由も考えられます。


私も不妊検査を受けるまで、未知の恐怖に駆られたので、その気持ちは痛いほどよくわかります。女性だけが怖いわけはなく、男性が不安に思うのも当然です。


検査を受ける前に、夫婦でお互いの気持ちを共有し寄り添った上で、「二人で妊活」をスタートさせてみるといいかもしれません。


男性も生殖能力を問われる時代へ

「女性の年齢が若ければ、いつでも妊娠ができる」

そんな風に思われがちですが、実はそうとは限りません。たとえ女性の年齢が若く、授かるのに問題がない場合でも、男性側が原因で授かれない場合が多々あるのです。


男性が子供を望んでいたとしても自分が原因で授かれない可能性があります。


精子状況を提供する婚活パーティー

先日、精子情報を開示した上で参加するユニークな婚活パーティーが都内で開催されメディアで大きな話題となりました。

女性席は予約開始してすぐに定員に達したそうです。


男性不妊が身近な社会問題なりつつある今、精子状況を把握できる婚活パーティーは今の時代のニーズにあっていたということなのでしょう。


不妊原因が男性の場合でも、女性への体の負担は大きい

不妊原因が男性側であっても、不妊治療になると体の負担は女性側の方が大きくなります。


不妊治療は夫婦二人で取り組むものですが、治療工程は「採精」以外で男性が協力できるものはありません。

一方女性側では、ホルモン治療、採血、採卵…etc.女性が担うことになるのです。


おわりに

「精子の不都合な真実」、いかがでしたでしょうか。

子作りを開始してから一年経っても 結果が出ない場合は、後悔しないためにも男性も早期発見、早期対応が大切です。


「もしかして、不妊かも?」と思ったら、ご主人と一緒に 不妊検査を受けることを強くオススメします。



▷▷連載を1話から読む

#1『ポチャッと小太り赤星ポテ子です』


▷▷人生崖っぷち母ちゃん|バックナンバー

#30『二人目不妊の私が息子に「兄弟欲しい!」と言われた』


#31『不妊治療のやめ時を決断することは、はじめるより辛い決断』


#32『不妊治療クリニックの「防災対策」』


#33『婚活と妊活を同時進行!?今どきのアラフォー婚活事情』


#34『不妊治療でかかった費用は確定申告で取り戻そう! 医療控除になるもの、ならないもの』



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  • 赤星ポテ子 (イラストレーター&漫画家)

    武蔵野美術大学卒。不妊治療を経て一児の母に。いつか息子と海外移住できることを夢みている。 著者「ベビ待ちバイブル」「子どもにちゃんと伝わるお金の「しつけ」」(共著)など

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