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「妊娠した」っていつ伝える?職場や親族、友人それぞれにベストなタイミング【#46】

  • 更新日:2019/10/14

いろいろ難しい、「妊娠しました」を伝えるタイミング。実は職場や親族、友人など、伝える相手によってベストなタイミングが違うのです。


タイミングを間違えたらどうなる?

女性スマホ

最近では芸能人が結婚すると、わざわざ「妊娠はしていない」と報道したり、妊娠している場合は「ドラマの予定があるのに無責任」と叩かれたりします。妊娠は喜ばしいことであり、どんな内容でも批判されることでは決してないはず。とはいえ、伝えるタイミングを間違えると、人間関係に微妙な溝がうまれ、受けられるはずだった祝福が受けられなくなってしまうことは、妊娠に限らずありますよね。


妊娠・出産は人生の大きな転機であり、出産すれば同じ人であっても、行動範囲が狭められたり、人生観が変わったりと、さまざまな変化を伴います。だからこそ、そのことに少なからず影響を受ける周囲の人たちには、妊娠したことを伝えないわけにはいきませんよね。しかし、妊娠を伝えるタイミングで難しいのは、「たとえ妊娠しても、無事出産できる保証があるわけではない」ということ。喜びを伝えることは簡単ですが、万が一途中で何かあったら、悲しいことも伝えなければならなくなることを考えると、「安定期まで待とうかな」と考える人もいるでしょう。


しかし、果たしてそれでいいのでしょうか?


「妊娠した」を伝えるタイミング:職場編

職場で妊娠報告

妊娠を伝えるタイミングで、最も気を使うのはやはり職場。妊娠中はともかく、出産・育児となると、これまでと同じようには働けなくなるのですから一大事です。妊娠したことを会社側がとやかくいう「マタハラ」に対しての認知度は高まっていますが、社会人として、できるだけ職場で迷惑がかからないよう配慮するのは当然のことではないでしょうか。


周りのママさんの声を聞くと、安定期に入り、流産のリスクが少し下がった妊娠3カ月頃には職場に妊娠を報告する人が多いようです。引継ぎなどを考えても、この時期は過ぎないほうがいいでしょう。


ただ、知っておいてほしいのは、つわりのピークはそれよりも前にくるということ。つわりがはじまる時期や終わる時期には個人差がありますが、一般的にはつわりのピークは安定期に入る前の妊娠8週~11週頃といわれます。つわりは人によって、日常生活に支障をきたしたり、入院が必要になったりするほどひどいことがあります。


自分が上司だとしたら、つわりがつらいのを隠して頑張られるより、それがどんなに大変な時期でも、だからこそ伝えておいてほしくないですか?少なくとも直属の上司には、妊娠した当初から伝えてもいいと私は思います。引継ぎだけでなく、上の人間はもっと広く、先を見越して仕事をしているはずですから、早すぎるということはないはずです。


「妊娠した」を伝えるタイミング:親族編

親族に妊娠を伝える

夫や彼氏には産婦人科に行く前の「妊娠したかも」というところから伝えていてしかるべきでしょう。ともに親になるのですから、心の準備は早いほうがいいですし、妊娠・出産に関するどんな問題も2人で乗り越えていくべきだからです。


両親や義両親に伝えるタイミングについては、関係性にもよるでしょう。やり取りが密にある親しい関係なら、妊娠がわかったらすぐにでも伝えるのが自然。孫の誕生は親世代にとっても大きな喜びとなるでしょう。


「親は親で体調の問題などに向き合っているところだから」、あるいは「あれこれうるさくいわれたくないから」といった理由で、安定期まで待つ場合もあるかもしれませんが、あまり遅いと「どうして教えてくれなかったの」ということにもなりかねません。妊娠がうまくいかなかったときのことを考えると…と思うかもしれませんが多くの場合はあまり悩まず、早めに伝えてしまうのがベストかなと思います。


一方で、たまにしか会わない親戚にまで、安定期前から妊娠を伝える必要はないでしょう。親伝いに自然に伝わるかもしれませんし、年賀状などのやり取りがあればひと言添えてもいいでしょう。なんなら、里帰り出産で実家に帰ったタイミングなどにそれとなく伝えてもいいですね。親戚としても、出産祝いを贈るタイミングなどを考える時間があると助かるかもしれません。


「妊娠した」を伝えるタイミング:友人編

友人に妊娠を伝える

業務上の支障をきたすわけでも、大事な孫が生まれるわけでもないので、それほど深く考えないけれど、案外、友情にしこりを残したりする場合もあるのが「友人に伝えるタイミング」です。


同じ独身でしょっちゅう女子会をしていたのに、突然結婚して、しかも妊娠を伝えるタイミングが出産直前だったりすると、「私たちの友情ってその程度だったのね」と残念に感じてしまう人もいます。妊娠しているほうからしたら、高齢出産でリスクが高く、妊娠中にも自宅安静に陥るなどさまざまな問題に直面して、「ひとときも安心できなかったし、メールで伝えるのも寂しいから言えなかった」ということも当然あるでしょう。しかし、もし友人が出産未経験である場合、そこまで想像力が及ばないのもまた当然です。


親しい友人なら、できれば妊娠したことを早めに伝えてあげましょう。個人的に思うベストなタイミングは、「妊娠がわかった直後~3カ月程度以内」です。妊娠中は何が起こるかわかりません。「友人は仕事のような責任はないから」と先に延ばすと、つわりが悪化するなど妊娠状態に何か問題が起こり、伝えるタイミングを逃すこともあります。


まずは夫婦で相談しよう

夫婦の話し合い

前述したように、妊娠・出産はどんな問題も夫婦で考え、乗り越えるべき。「誰にいつ妊娠を報告するか」ということは、夫婦が最初に取り組むべき課題かもしれません。


職場に報告するにしても、あらかじめ産休や育休はどうするか、将来的なワークライフバランスを含めて、夫婦でしっかりと共通認識を持っておく必要があります。


妊娠がうまくいくか心配で、友人にはまだ伝えたくないと思っていたのに「夫が勝手に共通の仲間の前で発表してしまった」とショックを受ける人もいます。


妊娠・育児中の女性は、思っていた以上に慎重になったり、周りが見えなくなってしまったり、周囲の言葉で傷つきやすくなったりと、精神状態も不安定になりがち。男性には、女性とお子様を守るためにも、「妊娠をいつ伝えるべきか」という問題に対して、冷静にじっくりと向き合ってもらいたいと思います。



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  • 鈴本りえ (ライター/エディター)

    旅・グルメ・動物・育児・住宅・ビジネスなど幅広いジャンルで執筆するライター/エディター。趣味はぐうたらしながら本を読むこと。元旅人。運動音痴。現在は地方在住、3児の母。

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