人生崖っぷち母ちゃん

男だって「妊活」はつらいよ!夫婦で向き合う不妊治療

  • 更新日:2019/08/14
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「不妊治療」が「妊活」というカジュアルな言葉で表現されるようになり、以前に比べ世間の不妊の関心度は上がり、不妊で悩む女性に対して理解・配慮しようという動きになったように思います。


こんにちは、赤星ポテ子です。「不妊治療」「妊活」というと、女性側の気持ちばかりがフォーカスされがちですが、男性だって女性と同じように辛い思いを抱え、悩んでいます。

今回は妊活お休み中のDさんに、不妊に悩む男性側の率直な気持ちを聞いてみました。


生理が来て悲しんでいる奥さんに、なんて声をかけていいか分からない

生理が来る前は「妊娠したかも?」と、淡い期待をし、生理が来たら落ち込む。


妊活はジェットコースター。

一度乗ったらやめ時がわからなくなる。

期待したり絶望したりの繰り返しで心は忙しい。


妻は生理が来る度いつも声を押し殺してひとりトイレで泣いてたこと、僕は知っているんです。「次また頑張ろう」と言えばいいのか、「もう頑張らなくていいよ」と言えばいいのか……。

なんと声をかければいいか分からず、Dさんはいつも気づいていないフリをしていたようです。


「不妊治療をしよう」の一言が切り出せない。

生理がくるたびに落ち込む妻を追い込みたくないので、「ま、授かりものだから」と出産のタイムリミットに焦る気持ちに蓋をして、妻のペースに子作りを合わせるようにしていました。


タイムリミット間近⁉ 30代後半の妊活

僕たち夫婦はもう38歳です。医者に「不妊治療をするなら体外受精も考えて」と言われたこともあります。

お互いに、どこかでは今一度しっかり夫婦二人で考えて話し合わなければと思っているはずなんです。


でも…。

不妊治療で一番大変な思いをするのは 僕の妻

「不妊治療をしよう」この一言が切り出せず、妊活をお休みしてからもう5年も経っています。


Dさんのお話を聞いて― 私たち夫婦はどこでズレた!?

不妊治療は女性の方が精神的・肉体的に負担を追うので、ついつい女性側だけが辛いと思いがちです。

奥さんが苦しんでいるとき、Dさんのように男性は気づかない振りをして胸を痛めいていたりするんですね……。


●仕事が忙しい中、タイミングに協力してくれて、ありがとう。

●生理が来てアナタも辛いはずなのに、気丈に振舞ってくれて、ありがとう。

●治療のタイミングを私の気持ちに合わせてくれて、ありがとう。


男性も辛いという想像と配慮が私にもっとできていれば、こういう言葉を元夫にかけてあげられていたかもしれません。


追いつめられていた不妊治療。気持ちを切り替える努力も必要

不妊治療ばかりに気を捕らわれるのもよくないと、Dさんは、奥さんの長年の夢だった柴犬を最近飼いはじめたそうです。奥さんは愛犬に夢中のようです。


「1に 治療、2に妊娠、3・4がなくて、5に出産」

私が不妊治療をしていた間は、休む選択肢を怖くて持てない程、妊娠することだけで頭がいっぱいでした。

Dさんご夫婦のように犬を飼ったり、旅行に出かけたり、治療をお休みしたり……不妊治療以外で気持ちを切り替える行動を私はしてきませんでした。

今改めてあの時期を振り返ってみると、私の妊活のペースに合わせることは、元夫にとって大変な面もあったと思います。


性別が違う

育った環境が違う

お互い子どもが欲しいと思っても、妊活へのスタンスも一緒とは限らない。


異なる者どうしの夫婦2人が一緒になり、価値観と将来のビジョンをすり合わせ続けることは、本当に容易なことではありません。


男だって「妊活」はつらい!

妊活の主役である妻にどう寄り添ってあげるべきかで男性は悩んでいる。

Dさんのお話を今回うかがって、男性側も、妊活に落ち込み、傷付き、不安な日々を送るものという当たり前のことに改めて気づかされました。



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#1『ポチャッと小太り赤星ポテ子です』


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#19『子鉄にはたまらない!?一泊2500円から泊まれる寝台列車の旅』


#20『子どもが言うことを聞かない時はどうすればいい?年代別で見る最終手段に今さらながら後悔』


#21『子どもの「ユーチューバーになりたい」夢はダメですか…!?』


#22『「子どもを産めない」女にとって、男の「子どもが欲しい」は心がざわつくが共感もできる言葉。』


#23『不妊も子だくさん家庭も、悪意のない言葉でみんな傷ついている。』



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  • 赤星ポテ子 (イラストレーター&漫画家)

    武蔵野美術大学卒。不妊治療を経て一児の母に。いつか息子と海外移住できることを夢みている。 著者「ベビ待ちバイブル」「子どもにちゃんと伝わるお金の「しつけ」」(共著)など

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