サプリメント

サプリメントって本当に効くの? 自分に必要なサプリ選びは?

  • 更新日:2019/08/04

サプリメントは、ただ漫然とイメージで選ぶのではなく、何を目的に、どんな作用を期待して選ぶのか、科学的な裏付けのあるものを選ぶことが大切です。期待した作用や変化が得られないようなら、止めるという決断も大事です。また、安くはないものもあるので、せっかく投資するなら一度は、薬剤師やサプリメントアドバイザーに相談するのもいいでしょう。


信頼できるサプリとは?

特定保健用食品(トクホ)

 サプリメントを選ぶときは、信頼性を見極めることも大切です。特定保健用食品(トクホ)や機能性表示食品の記載も参考になります。

  特定保健用食品(トクホ)は、健康の維持増進に役立つことが科学的根拠に基づいて認められていて、「コレステロールの吸収を抑える」などの表示が可能になっています。

 その効果や安全性については、国が審査を行い、食品ごとに消費者庁長官が許可を与えています。信頼性が高いサプリと言えるでしょう。


 また、機能性表示食品は、トクホのように国の審査や消費者庁の個別の許可を得たものではありません。企業の責任で、科学的根拠に基づいた機能性、安全性の情報を消費者庁に提出して、表示したものです。

 機能性表示食品と表示されているものは、企業が独自の調査研究で、科学的根拠を出しています。全く表示がないものよりも、選ぶ指標として役立てることができます。


いつまでも元気で美しくいるためのサプリメント3大原則

サプリメント3大原則

女性は、更年期からの健康が一生に渡って元気で美しくいられるかどうかのポイントになります。“いつまでも健康で美しく”の要となるのは、腸、筋肉、骨、脳の維持と老化防止です。これらに必要なサプリメントとは何かを考えます。


 更年期以降、予測される不調や病気の対策として、今から摂っておいたほうがよい栄養素があります。寝たきりにならず、健康寿命を延ばすために今からできる準備です。


 いろいろな説がありますが、① ビタミンD、② 抗酸化、③ EPA、DHAの3つに注目したいと思います。


8割の人が足りていないビタミンD。ビタミンB群、Cとともに

ビタミン

 ビタミンDは、腸からのカルシウム吸収を促進し、さらに血液に入ったカルシウムを骨まで運びます。また、神経伝達や筋肉の収縮などを正常に行う働きもあります。

 まさに、老年期に必要な骨と筋肉、神経のために重要な栄養素です。にもかかわらず、日本人の8割が不足気味とも言われています。

 加えて、現代では美白のために、日光に当たる機会が減少する傾向にあり、ビタミンDの必要性が増しています。


 抗酸化力の高いビタミンC、ビタミンB群も常に補給したい栄養素です。ともに水溶性で、体内に貯めておくことができず、大量に摂っても余った分は尿から排出されてしまいます。1日何回かに分けて摂取することが大切です。


老化の最大の課題は“抗酸化”。骨、脳にもよい“カロテノイド”や“ポリフェノール”

途中画像 抗酸化

 老化と病気予防にとっての最大の課題は、私たちの体を酸化させる活性酸素をいかに除去して減らすかです。


 抗酸化物質は、活性酸素によって私たちの体の細胞や組織が酸化されるのを防いでくれる物質です。

 代表的な抗酸化物質は、ビタミンC、Eのほか、ポリフェノール、カロテノイドです。骨や脳への効果も期待できます。


 代表的なポリフェノールは、アントシアニン(赤ワイン)、イソフラボン(大豆)、ケルセチン(玉ねぎ)、カテキン(緑茶)、クルクミン(ウコン)、クロロゲン酸(コーヒー)、フェルラ酸(米ぬか)など。カロテノイドは、α-カロテン(緑黄色野菜)、β-カロテン(緑黄色野菜)、β-クリプトキサンチン(温州みかん)などです。


食事では摂りづらいDHA、EPAは血管にも血流にもよい働きが

DHA・EPA

 DHAやEPAなどのオメガ3の不飽和脂肪酸は、脳や血管によい作用があり、生活習慣予防など多くのメリットが期待できます。

  DHAは、動脈硬化、高血圧の予防、LDL(悪玉)コレステロールの低下の働きがあります。DHAは、脳の構成成分で、記憶力や判断力の向上、認知症予防、特にアルツハイマー病発症予防に有効という報告も出てきています。


 また、EPAは、脳まで届きませんが、血管を拡張し血行を良くして、血栓ができるのを防ぎます。中性脂肪を下げるといううれしい働きもあります。


 できれば、1日おきに青魚(サバ、サンマ、イワシなど)を食べることが理想ですが、摂りにくい栄養素のため、サプリメントの助けを借りるのも有効です。



▼バックナンバー

・生理痛に悩むときのセルフケア ポイントはゆるめる、ゆるめる


・疲れがとれず、すぐにだるくなる…更年期特有の疲れにどう対処する!?


・生理痛、痛いのは病気!?「病院に行くべき?」の見極め方教えます


・女性ホルモンのエストロゲンの不足が不調を招いていた!?


・更年期障害ってならない人もいるの? 症状は日によって変わるって本当?


  • 増田 美加 (女性医療ジャーナリスト)

    女性誌や女性専門サイトで、女性の医療&健康・美容現場を取材&執筆。2006年に乳がんを経験。検診の啓発、更年期への対策、予防医学の視点より、健康で美しくイキイキと生きるためのエイジングケア講演を行う。

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