頭痛

頭痛がする、頭が重い…これも更年期?原因は?

  • 更新日:2019/07/28

ひと口に頭痛と言っても、いつも頭が重い、頭全体が痛む、眼の奥が痛む、片側だけがズキズキ痛むなど、症状はさまざま。1日のうちに何度も起こったり、数日あけてまた起こったり、繰り返し頭痛に悩まされることが多いようです。更年期世代に起こる頭痛の正体はなんなのか? 原因と対処法をお伝えします。


頭痛だけでなくほかの症状もありますか?

めまい

頭痛には、生理周期にともなったものがあります。生理前や生理中に起こる頭痛は、まさにそうです。頭痛は、生理の周期と関係しているものが多く、女性ホルモンの分泌量が変化する時期に起こりやすいのです。

頭痛だけでなく、めまいや耳鳴り、肩こりやむくみなども生理周期に関係して、女性に起こりやすい症状です。


更年期になってから起こる、頭痛やそのほかの体や心の不快症状は、生理前のPMS時期に起こる体や心の不調と似ています。それは、どちらも女性ホルモンが変動したことによって起こる症状だからです。


女性ホルモンの分泌量が落ちると、免疫力も落ちるので、頭痛だけでなく、口内炎、外陰部のかゆみ、歯ぐきの腫れ、風邪を引きやすい、膀胱炎になりやすい、関節痛なども起こります。


原因は、エストロゲンの変動。視力の変化ということも

老眼

 更年期に起こる頭痛や頭重の原因は、エストロゲンの分泌の変動による自律神経の乱れが考えられます。

 また、老眼が始まったことによる眼精疲労、ストレス、肩こり、首筋のコリなども原因になります。

 更年期は、視力の変わりどきでもあります。一度、眼科を受診して視力を検査してもらうことも大切です。度の合ったメガネに変えたら、頭痛も治まったという人も少なくありません。


 つらいときは、我慢せずに市販の頭痛薬で痛みを抑えてもいいでしょう。ただし、長期間にわたっての頭痛薬の使用は、好ましくありません。


 目や鼻、耳、鼻、甲状腺の病気、高血圧などでも、頭痛は起こります。また、くも膜下出血や脳腫瘍など、脳神経系の病気も起こるので注意が必要です。

 

 痛みが強いとき、痛みがいつまでも続くとき、吐き気やめまいなどの症状が伴うとき、頭痛薬に書かれている使用量を守って服用し、それでも軽快しない場合は、ほかの病気が疑われます。

 医師の診断を受けましょう。神経内科、脳神経外科、頭痛外来が良いでしょう。


治療はホルモン補充療法や漢方療法などで

ホルモン補充療法や漢方療法

 婦人科では、検査で病気がないことがわかり、更年期の症状と診断が出た場合は、ホルモン補充療法(HRT)や漢方療法などの更年期治療が行われます。鎮痛剤による対症療法もあります。場合によっては、精神安定剤の投与やカウンセリングが必要なこともあるでしょう。


更年期のホルモン補充療法(HRT)や漢方療法は、健康保険が使える治療法です。

頭痛が軽減したり、そのほかの更年期症状、肩こりやむくみ、めまい、耳鳴りがよくなる人もいます。


運動、食事のケアもあわせて考えます

ウォーキング

ひとつの治療だけでなく、そのほかのさまざまなケアもあわせて行うのもよいでしょう。たとえば、運動、食生活など、自分の体調にあわせて徐々に調整していきましょう。


更年期は、今までの生活から少しずつ体の変化に合わせて、生活習慣を変えていく時期です。今までと同じ……を見直さないと、閉経後、女性ホルモンのバリアがはずれることで、さまざまな病気にかかりやすくなります。


更年期は、さまざまなケア対策を徐々に学んで、調整していく好機です。早く対応すれば、的確に対応できます。

ひどい症状を我慢して、つらい時期を長く過ごさず、症状が軽いうちに、自分の弱いところをサーチして、上手な対策を試行錯誤していくことが大切です。


こまめなセルフケアは想像以上に功を奏します!

セルフケア

 肩こりや首筋のコリがある頭痛の場合は、ストレッチなど筋肉のコリをほぐす運動をまめに行いましょう。ウォーキングも効果的です。

 また入浴は、シャワーで済ませず、バスタブにゆっくりつかって、体を温めて血行促進にこころがけます。肩こりや首筋のコリの解消になります。


 眼精疲労がある人は、長時間のデスクワークでは、ときどき目を休めるように心がけます。遠くを眺めたり、眼球を上下左右に動かして、グルっと回すなどの眼球体操をしてみましょう。疲れがとれます。


 同じ姿勢を続けないことも大事。デスクワークを長時間続けるなど、同じ姿勢のままでいると、首や肩の筋肉が疲労し、頭痛の原因になります。

 ときどき姿勢を変えたり、こまめに休憩を入れましょう。

 

 また、冷えも、筋肉をこわばらせ、頭痛の原因になります。冷房対策を充分にすることを忘れずに。衣服をマメに調節して、冷えないような配慮をしてください。



▼バックナンバー

・生理痛に悩むときのセルフケア ポイントはゆるめる、ゆるめる


・疲れがとれず、すぐにだるくなる…更年期特有の疲れにどう対処する!?


・生理痛、痛いのは病気!?「病院に行くべき?」の見極め方教えます


・女性ホルモンのエストロゲンの不足が不調を招いていた!?


・更年期障害ってならない人もいるの? 症状は日によって変わるって本当?


  • 増田 美加 (女性医療ジャーナリスト)

    女性誌や女性専門サイトで、女性の医療&健康・美容現場を取材&執筆。2006年に乳がんを経験。検診の啓発、更年期への対策、予防医学の視点より、健康で美しくイキイキと生きるためのエイジングケア講演を行う。

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