プレスリリースオフィスでの水分摂取事情

仕事中の疲れは「水不足」が原因かも!?オフィスでの水分摂取事情

  • 更新日:2019/06/12

 近年、熱中症の注意喚起の影響で、夏場の水分摂取に気をつけている方は多いのではないでしょうか。しかし、案外気を抜きがちなのが涼しいオフィスにいる時。おそらく皆さんが思っている以上に“水”を摂取することが大切なんだとか。

 今回は、サントリー食品インターナショナル(株)が実施した「オフィスで働く人の働き方と水分摂取に関する調査」から、オフィスワーカーの水分摂取事情をお伝えします。


そもそも一日に摂取するのが望ましい水分量とは?

 早稲田大学人間科学学術院の永島計教授によると、日本人が一日に摂取するのが望ましい「食物を含めたすべての水分量」は、2.5ℓ。食物として摂取する水分を除外すると、2.0ℓは水やコーヒーなどの飲料として摂取することが大事なのだそう。さらに、「水やコーヒーなどの飲料としての水」の摂取量全体の2/3程度にあたる1.2ℓは水での摂取が望ましいと言われています。


 しかし、これらの数字は安静を基本とした数字のため、オフィスワークにおいては、通勤などを考えるともう少し摂取した方が望ましいのだとか。特に今後、夏場に向けてはプラス500 mlぐらい摂取すると良いのだそう。脱水は仕事中に集中力がなくなる、疲れやすいなどの、作業効率の低下につながる影響をおよぼすことがあるため、仕事中や日中の疲れは、仕事そのものだけではなく、不十分な水分摂取の可能性も考えられます。


日本人が、1日に摂取するのが望ましい水分量の目安

日本人が1日に摂取するのが望ましい水分量の目安

オフィスワーカーの約4割が、一日【2.0ℓ 未満】であることが判明。

 では、一日に必要な水分摂取量が分かったところで、実際にどのくらいの人がその基準値をクリアしているのでしょうか? 働く人が1日に摂取している「水やコーヒーなどの飲料」の摂取量がこちら。


1日あたりの水やコーヒーなどの飲料の摂取量

※アルコールを除く ※上記設問での回答5本以上=2500ml、1本未満=499mlで換算


 1日に飲むのが望ましい水分摂取量【2.0ℓ】に対し、約4割が【2.0ℓ未満】と回答。食べ物に含まれる水分以外で、純粋に飲料として飲む量と考えると、なかなか難しいですよね。仕事中に頻繁にトイレに立つというのが気になり、水分摂取をつい控えてしまうという方も少なくないのではないでしょうか。


オフィスワーカーの約9割が目安を下回る【1.2ℓ 未満】

 また、飲料摂取量の内訳を見ると、オフィスで働く人の約9割が、「水」の摂取量は500mlペットボトル2本(1.0ℓ)以下と回答しています。


1日の中で摂取していると考えられる水の量

 「飲料としての水」の摂取量の目安は1.2ℓであり、働く人の約9割が「水」不足であることが分かりました。水分量全体で見ると、2.0 ℓ以上摂取できている人が半数を超えていましたが、その内容を観てみると、水以外の飲料ばかり摂取しているということがうかがえますね。


【教授が解説】効率的かつ疲れを残さないように仕事するには、飲水が大事

早稲田大学永島計教授

①水分の摂取量について

 普段の生活で、人は2~3時間のスパンで体液の増減が繰り返されます。オフィスワークではこの変動は少ない傾向にありますが、効率的かつ疲れを残さないような仕事をするには、飲水に気をつけることは大事だと考えています。過去、日本人女性を対象とした研究では、1日1.6ℓの「食物を含めたすべての水分」の摂取が必要という報告もありましたが、体格も変わった現在では2.5 ℓは摂取することが望ましいと考えられています。そのうち「食物として摂取する水分」を除外すると2.0ℓは「水やコーヒーなどの飲料」として摂取することが大事です。ただし、活動量が多い人や暑い環境で作業する場合は増量の必要があります。


 また、体の老廃物をしっかり尿に排泄するためには1日600 ml程度の尿量が最低限必要です。皮膚表面から蒸発や、呼吸で失われる水はコントロールが不可能で700 ml程度にはなります。これだけでも1日1.5 ℓ弱の水の摂取は必要です。食事で摂取する水分を考えても1ℓ以下の水分摂取で十分だと考えている3割強の方はちょっと危ない、という印象を受けました。


②水分摂取に最適な飲み物とは?

 飲料として何を飲むかは、量と共に重要なことです。調査では、水を500 ml以上飲む人は50%以下であるのに対して、お茶やコーヒーの摂取が500 mlを超える人が50%を超えるのは、オフィスで働く人の大きな特徴であると言えます。過度にならないコーヒーの摂取は、仕事の効率化、水分補給にもなりますが、カフェインの採りすぎは注意が必要です。コーヒーの摂取量が1 ℓを超えるとカフェイン過剰摂取によるイライラや不眠をおこす可能性があります。このため、「飲料として必要な水分」摂取量全体の2/3となる1.2ℓは水での摂取が望ましく、水はアクセスの良さ、味がないこと、いろいろな温度で飲める点に加え、冷たすぎる飲料は口渇感を抑制します。水分補給という観点からは常温に近い方が飲みやすいかと思います。


③これから注意したいオフィスでの脱水について

 オフィスで働く人たちが1日を終える段階で脱水になっている可能性は少ないですが、これからの時期、気温が上昇し、皮膚や呼吸から失われる水分は多くなっていきます。また、通勤途中でかく汗の量も増え、さらに会議が長引く・食事をとる時間が遅れるなどで、水が足りなくなってる時間は多いと思われます。人は2~3時間のスパンで水の損失、補正を繰り返しているため、日中に脱水に傾き、夜の食事や水分の摂取で、なんとか補正しているようなオフィスワークスタイルは注意する必要があります。脱水は仕事中に集中力がなくなる、疲れやすいなどの、作業効率の低下につながる影響をおよぼすことがあるため、仕事中や日中の疲れは、仕事そのものだけではなく、不十分な水分摂取の可能性も考えられます。



 睡眠不足やストレスなどが、仕事中や日中の疲れに繋がることは想像しやすいですが、まさか自分がいま感じている仕事中の疲れなどが、水分摂取が不十分なことが原因かもしれないとはなかなか想像しづらいですよね。日中はずっと涼しいオフィスの中にいるという人も、通勤や退勤などのタイミングでは必然的に外に出ます。そういった時にいつもより汗をかくことを考えると、水分摂取の大切さは言わずもがなですよね。普段からコーヒーやお茶はよく飲むけど、水はあまり飲まないという人は、飲み物を少しずつ水に置き替えることから始めてみては?



【参考】

サントリー食品インターナショナル株式会社

  • 女子カレ編集部

    女性のココロとカラダに寄り添うサービス『女子カレ』の編集部。主に「今」お届けしたい情報をお届けします。

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