生理

あなたの生理は正常? それとも不順? その見極め方と生理不順の対策とは?

  • 更新日:2019/06/09

「生理が不順」とは、どの程度が生理(月経)不順というのかをご存知ですか? 生理間隔や生理期間は、どのくらいだと異常なのでしょうか? 正常な生理と、そうでない生理の見極め方をお知らせします。生理周期は、わかりやすい心と体の健康の指標にもなりますね。健康と美容のためにも、自分の生理周期はどうなのかを知っておきましょう!


25日~38日の間なら、正常な生理です

正常な生理

「生理期間は何日間が正常ですか?」「月によって生理期間がバラバラなのは変ですか?」という質問を受けます。

医学的に“きちんとした周期”と言える正常な生理(月経)周期は、「25日~38日の間に生理が来て、3~7日間出血が継続している状態」です。

排卵は、生理開始日から数えて、約13~14日目です。


勘違いしやすいのが「先月は26日で来たのに、今月は33日だったから、生理不順では?」と心配する人がいます。

でも、25日~38日の間に生理が来れば、月によって多少バラつきがあっても問題ありません。正常な生理周期です。


生理は、ストレスや生活リズムの変化に敏感に反応します。ストレスが強かった月や生活リズムが変わった月は、生理が2か月近く空くことも、時にあります。だからといってそれだけでは、大きな心配はいりません。

 

2か月以上来ない人、24日以内で来る人は要注意

女性トイレ

ただし、「2か月以上生理が来ない」「24日以内で頻繁に生理が来る」などのような、生理(月経)周期の乱れが続いたら、婦人科を受診しましょう。

また、「生理がほとんど毎月、1~2日で終わってしまう」(過短月経)、「10日以上出血が続く」(過多月経)という場合も、婦人科を受診しましょう。背後に、病気が隠れているかもしれません。


初潮(初経)が始まって約2~3年間は、排卵が多く、生理も順調に来ないのがふつうです。

けれども、初潮から3年以上たって(初潮が11~12歳だとすると16歳以上)、正常な生理周期があった(25日~38日の間に生理が来て、3~7日間出血が継続している状態)のに、あるときから正常だった生理周期が乱れたり、過短月経、過多月経があったら、一度受診したほうがいい、ということになります。


生理不順が起こる理由は?

ストレス

生理がきちんと来るのは、卵巣から出る女性ホルモンのリズムが順調なときです。そのリズムを決めているコントロールセンターの役割は、脳の視床下部、下垂体です。

この視床下部、下垂体の近くには、感情や食欲、体温などをコントロールする自律神経系があります。

ですから、大きなストレスがあったり、寝不足が続いたりするだけで、脳からの卵巣への指令も狂いが生じてしまい、女性ホルモンの分泌が狂ってしまうのです。


「ここのところ生理が不順気味…」と感じたら、逆にストレス過多や生活リズムが乱れているのかもしれません。ストレスケアや生活リズムを立て直すことも大切です。


PMSの不調が強い人は生理不順になりやすい!

PMS

 生理不順の対策や予防が自分でできたらいいですよね?


 生理は、ストレスのバロメーターです。精神的なストレスが女性ホルモンの分泌に影響を与えてしまい、生理不順を起こすことが多いのです。

特に、ストレス過多の現代社会では、生理不順の多くの原因は、ストレスといってもいいほどです。強いストレスを一時的に感じただけで、生理周期が変わってしまうこともあります。


また、女性ホルモンのプロゲステロンの分泌が多い、排卵後から生理までのPMS(月経前症候群)の時期に不調が多い人は、生理不順になりやすいことがあります。


PMSの症状が強いときは要注意!

驚く女性

もし、PMSの時期に、吹き出物、肌あれ、イライラ、落ち込み、不眠、疲れ、頭痛、腰痛などの不調が強かったら、生理不順になりやすいリスクをもっています。

生理前は無理せず、のんびりゆったり過ごすようにしましょう。睡眠をふだんより多めにとることも大事。

生理周期によって、スケジュールを微調整するのが賢いヘルスケアだと思います。


女性ホルモンのバランスを乱れたままにしておくと、将来、妊娠しにくくなったり、肩こり、頭痛、肌あれ、のぼせといった更年期障害のような症状が早く出たり、閉経が早まって骨粗鬆症や生活習慣病のリスクが高まる危険性もあります。


いつまでも生理不順をそのままにせずに、早めに生理周期を安定させたいですね。長引くときは、婦人科を受診しましょう。


生理不順には対策があります!

アロマ

生理が乱れてきたら、生活をきちんと立て直しましょう。


急激に体重を減らすような間違ったダイエットはしていませんか? 1日3食バランスよく食べて、十分な睡眠をとっていますか?

また、ストレスを上手に解消する引き出しをたくさん持っておくことも大切です。たとえば、ヨガや瞑想や太極拳といった自律神経のコントロールにつながる運動もいいと思います。アロマテラピーなどの香りも、脳をリラックスさせる効果があります。


栄養のある食事・入浴・休養は大切です

食事

生理中の栄養も大切です。

生理中は体から出血しているので、貧血になりやすい状態です。レバーやひじきなど、鉄分とタンパク質の多い食事を心がけましょう。


また、冷たい飲み物や刺激物など、お腹に負担をかけるような食事は避けましょう。アルコールは出血を促進する働きがありますので、飲み過ぎにも注意。また、タバコはNGです。不妊症の原因にもなります。禁煙を心がけてください。


生理のときは、血流が悪くなり、骨盤内の血液もうっ血しやすい状態です。体を冷やさないように、冷え対策をしてください。

体を温めると血流がよくなり、卵巣機能にもよい影響があります。好きな入浴剤やアロマオイルをお風呂に入れて、入浴タイムをゆっくり過ごします。また、カイロを利用して、お腹や腰を温める工夫もしましょう。


また、疲れすぎても、生理不順は起こります。十分な休養をとることも大事ですね。



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  • 増田 美加 (女性医療ジャーナリスト)

    女性誌や女性専門サイトで、女性の医療&健康・美容現場を取材&執筆。2006年に乳がんを経験。検診の啓発、更年期への対策、予防医学の視点より、健康で美しくイキイキと生きるためのエイジングケア講演を行う。

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