
一点で印象が変わる「コスチュームジュエリー」の威力
- 更新日:2020/05/12
- 公開日:2020/05/12
桜舞い散る中で新元号も発表され、テンションが上がる4月には「なにか新しいことをしたい」という気持ちが盛り上がります。今までとガラリと印象を変えるような、新しい装いにチャレンジしたくなる季節です。
毎月テーマが変わる連載『欲しいものしかいらないの』ですが、4月のテーマは『印象』です。
自分がどんな人間なのか、そしてどう見られたいかは、ファッション、メイク、小物の選び方から、言葉遣いや振る舞いといった態度まで幅広く影響します。
印象を変えるならメイクアイテムの色や質感を変えるのが王道ですが、今回は服の印象をガラリと変える威力を持つ「コスチュームジュエリー」をご紹介します。
ダイヤモンドは女の親友……だけど、簡単に手に入らない

映画『紳士は金髪がお好き』の中で、ピンクのドレスをまとったマリリン・モンロー扮するローレライが高らかに歌い上げる姿はあまりにも有名です。
しかし、現代ジャパンに住む庶民のお財布事情的に「親友」はそう簡単には手に入りません。
ハイジュエリーを身にまとって発光するのは無理。
でも着飾りたいし、インパクトのある1点が欲しい……。
そんな複雑な乙女心と現実のお財布問題を解決してくれるのが、コスチュームジュエリーです。
1点で印象を変えられる、主張の強いアクセサリーたち

コスチュームジュエリーの起源は、『シャネル』の創始者であるココ・シャネルが、ダイヤモンドやルビーなどの高価な宝石ではなく、ガラスやビーズなどを利用した “フェイクジュエリー” を作ったことがきっかけです。その後、ハリウッド女優たちが映画や舞台の中で衣装として利用したことから「コスチュームジュエリー」という名で呼ばれるようになりました。
上記のような背景から、大振りで目を引くデザイン性の高いアクセサリーが多くあります。
地味になりがちな冬の服装のアクセントにしたり、シャツやジーンズなどのカジュアルな服装のワンポイントとして取り入れたりすることで、「なんの変哲のない服」が一気に華やぎます。
手にいれたいアイテムは「ブローチ」

コスチュームジュエリーに数多くあり、現代のアクセサリーの中で存在感が薄いのがブローチでしょう。私も「おばあちゃんがしていたな~。」くらいの意識でいたため、祖母や母から譲ってもらったブローチをあまり活用しきれず、使いこなせないことから苦手意識もありました。
ヴィンテージショップで「好きだが使いこなせない」ことを相談した際に、定番のストールやジャケットへのワンポイントとしての利用だけではなく、ネックレスチェーンに通して大振りチャームのネックレスとしても利用できることを教えていただきました。これにより、ブローチの活用の幅がぐーん!と広がり、大好きなアイテムのひとつになっています。
「留め具」としてだけではなく上記のように利用することで、ガラリと服装の印象が変わる「逆転のアイテム」として取り入れやすくなります。
ヴィンテージはその多くが一点ものですが、その中でも「ブローチ」で被る可能性はほぼ0と言えます。また、コスチュームジュエリー全盛期の1950年代はブローチの登場頻度が今よりずっと多かったため、凝ったデザインの素敵なアイテムが多くあり、コレクションするだけでもときめくこと間違いなしです。
その日の服を格上げするジュエリーの戦力は偉大

ヴィンテージ品の魅力は何かと聞かれたら、2つの理由が思い浮かびます。ひとつは自分が生まれるよりずっと前の品を身に着け、歴史を飛び越えるような感覚を楽しめること。もうひとつは広い世界の中で「この一点」と出会い、身に着ける楽しさです。
日本はもちろん、海外旅行に行った時にもヴィンテージショップを見るのはとてもワクワクしますし、見つけた「お宝」で装うのはもっと楽しい。
「小さくても本物の輝きを」という憧れもありますが、「ジュエリーを日々カジュアルに楽しみたい」という思いも強くあります。そして、コスチュームジュエリーはそんな私の気持ちを叶えてくれ、「装う」ことを身近にしてくれます。
コスチュームジュエリーを発表したとき、シャネルは下記のような言葉を残しています。
「何カラットの宝石を身につけるかが問題なのではなく、大切なのは洋服にいかにマッチしたジュエリーをつけるかということ。」
身に着けたファッションの最後に仕上げ、個性を表現するのにアクセサリーは欠かせません。安価でチープなアクセサリーも、ハイクオリティなハイジュエリーも素敵ですが、この春に自分の個性をがつんと主張できるようなコスチュームジュエリーの世界の扉を開いてみてはいかがでしょうか。自分や洋服の印象をガラリと変えるような出会いをぜひ見つけてください。
▼バックナンバー
・ツヤ髪の「若見せ効果」は絶大!額縁効果を最大化するアイテム5選!
・年を取るたびに憂鬱になって焦る。「若さは女の価値」って本当?
・フレッシャーズが悩む服装問題。「どこで買えばいいの!?」に答えます
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ぱぴこ
(外資系OL ときどき ライター)
外資系ときどき激務OL。オシャレとズボラの狭間に生息し、ストレスを課金で潰すことに余念がない。趣味はNetflix、お酒、豚を塩漬けにすること。目標はゆとりのある生活(物理)
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