若い女性

年を取るたびに憂鬱になって焦る。「若さは女の価値」って本当?

  • 更新日:2019/05/24

こんにちは、ぱぴこです。少しずつ暖かくなってきてくれているのはうれしいのですが、花粉にやられまくっています。目をくりぬいて洗いたいし、鼻はもぎ取りたいです。


さて、3月のテーマ「若さ」に沿って、第1回、2回目は肌と髪のツヤにフォーカスし、それぞれを補い加速させるようなアイテムをご紹介しました。

今回はごりっとディープに「若さ」、もっとはっきり言えば「若い女」について考えてみようと思います。


「また年を取った。どうしよう」と口にする女たち

心配する女性

2017年にドラマ化された『東京タラレバ娘』が流行った頃、複数の後輩女子が飲み会のたびに言っていました。


「タラレバ読むと刺さります!私、絶対に結婚したいのです」

「未婚の30歳になったら人生が終わる気がします・・・・・・」

「今の彼氏と結婚するか迷うのですが、妥協も必要なのでしょうか?」


彼女たちは当時24~25歳。若くてかわいい女の子たちでした。

私がすでに既婚だったからか、彼女たちは食い気味に「どう出会って、どんな風に結婚したか」を聞いてきました。「銃口を突きつけられているのか?」と思うほど、焦った表情で。


あまりにも鬼気迫る様子で聞いてくるため、最初は「年上女性への自虐込みのリップサービスなのかなー?」なんて、うがった考えが浮かびましたが、どうやら本気です。


アラサーが自虐的に言う「もう30歳だし」は伝統芸能の域ですが、24歳の新卒社員が言う「25歳を超えると年齢的に厳しくなる」をはじめ、JDからの「早く結婚しないと、すぐおばさんになるし」という言葉にびっくりすることが多々あります。


彼女たちが焦っているのは短期的には「結婚」ですが、怯えているものの根源は「“若い女”としての資産価値を失うこと」です。そう考えているから「若さという武器」があるうちに結婚を手に入れて逃げ切りたい……そんな意思を感じます。


「もう若くないのだから妥協しろ」という悪魔のメッセージ

婚活

私も『東京タラレバ娘』を読んだ時に、「これはつらい」と思いました。なぜなら、「もう若くない」「妥協しろ」「選べる立場じゃない」というメッセージでぼっこぼこに殴られるからです。主人公たちの年齢である33歳になったときに「こう」なるのかと思った女性たちが戦々恐々とするのは想像にたやすい。


タラレバ娘に限らず「女の価値は年々目減りする資産である」という考え方は、多くの女性に根付いているように見えます。ただ、タラレバ娘は非常にストレートに本メッセージを打ち出してきたため、顔面パンチを食らった女性たちが「時価が暴落する!」と緊急事態宣言を出すにいたりました。


確かに、婚活の場やマッチングサイトでも、「男性が自分の年齢より若い女性へアプローチする」という統計データは出ています。また、女性は妊娠出産におけるリスクなどの観点からも「年齢」を男性よりも意識しやすい背景はあります。


しかし、作中に国勢調査や各種統計結果を元にしたシーンはありません。具体性がないのに「え、それって常識でしょ」と真顔で迫り、「女は年ととると価値が暴落する」というプロパガンダを打っている。そして影響された側は「若くないとダメなんや……」と、あしたのジョーばりに燃え尽きる。これは不健全で不幸な状態です。


昔、「1999年に世界が終焉する」という「ノストラダムスの予言」が流行り、半ば本気で「世界が終わるか……!?」と騒いでいた人がいました。しかし、当時パニックになった人たちの多くが、調べもせずに「1999年 ノストラダムス 人類滅亡」といったバズワードで不安を煽られていました。


「よくわからないが、それっぽい言説」はいつしか常識となり、不安の種として人に根付きます。


「若さ=価値」という強固な呪い

若い女性

この「若い女に価値があり、年を取るたびに価値を失う」という言説は、多くの人が根拠もなく信じ、むやみやたらに恐れる「実態のない巨悪」であり、まぎれもない「呪い」です。平成が終わろうとする今も、女の周辺には90年代の陰謀論めいた「謎の常識」が蠢いています。


たとえ自分が年齢を重ねることをネガティブに思っていなくても、周囲からガンガンに「1歳年を取ると価値が下がります」と殴り続けられたら、凹んでぺしゃんこになります。


「私BBAだしwww」「もう30歳過ぎたしwww」と、年齢を自虐ネタにする風潮は、この呪いの影響です。なぜなら自虐とは自分を低くする態度であり、下記のような構図から発生します。


1. 女は年を取るたびに価値を失うという刷り込み・思い込みがある(呪い)

2. 価値が低い人間は、わきまえるべきというブレーキ意識が発生する

3. 「自分はわきまえた人間」のポーズとして、自虐発言に走る


常に1~3を意識して年齢に関する自虐を言うとは思っていませんが、社会的な抑圧や刷り込まれた感覚というのは「無意識」だと思う瞬間に漏れ出します。そして、自分を卑下する言葉は「そんなつもりがなくても」、未来の自分や他の誰かの足を引っ張る楔になります。


「若さゆえの美しさ」はあっても、「若さ=美しい」ではない

笑顔の女性

若さを礼賛する人々は、若ければそれだけでOK!全てがはつらつとしてキラキラしていて素晴らしい!かのように語りますが、私は10代の自分に戻りたいか?と言われると、強がりではなく「別に」とエリカ様ばりに答えます。


なぜなら、若い頃は自分のコントロール方法を知らないために感情に振り回されたり、金銭面で誰かに頼らなくてはならなかったり、経験や知識がないために息が詰まるような思いをしたことがたくさんあったからです。


「若い子の肌が違う」的な肉体面での良さを説く声もよく聞きますが、ホルモンバランスが崩れやすい思春期はニキビも出来やすく、体臭もきつくなる……なんてことはザラです。


若ければ無条件にチートできるなんてことはありえません。


今の自分を好きかどうかで幸福度が決まる

幸福度

性的魅力という点において、若さが一定の異性に対する効力になることはあります。でも「若い女性だから」のみで自分を評価する人に好かれたいか?と問われたら間違いなくNOでしょう。


若いということは、確かに魅力的です。これから多くのことを知り、吸収して、何かになれるかもしれない可能性と未来が見えるからです。しかし、それは同時に自分自身がまだ不安定で影響されやすく、御しやすい故に不自由であるとも言えます。


私が「今がいいな」と思うのは、自分の意思を尊重して決定し、それを実行できるからです。若さとは「~XX歳まで」という年齢区画で区切られることではなく、今の自分を肯定し、アップデートできる柔軟性なのだと思います。


たしかに体力は落ちるし、肌がたるんだり、基礎代謝が下がったりします。でもそんな「今」の自分とどうやって付き合うか?を考えながら楽しめる幅が広がることは、そんなに悪いことじゃないですよ。今回は以上です。ぱぴこでした。



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  • ぱぴこ (外資系OL ときどき ライター)

    外資系ときどき激務OL。オシャレとズボラの狭間に生息し、ストレスを課金で潰すことに余念がない。趣味はNetflix、お酒、豚を塩漬けにすること。目標はゆとりのある生活(物理)

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