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「しみはレーザー治療で簡単に消せる?」医師と患者の認識の違いとは

レーザー治療

先日、1年ぶりに会った友達は、目の下あたりにバンドエイドを貼って現れました。


友人いわく「皮膚科でレーザー治療を受けてしみをとった」とのこと。彼女はレーザー治療を受けるのは2回目で、「前回もかなり簡単にとれた。しみってこんな簡単に消えるんだなとびっくりした」とのこと。


一方、私の姉は「レーザーでしみを消したけど1年も経たずにまたしみが出てきた。またレーザーを当ててもすぐ出てきそうだからもうしない」と言います。


このように、しみのレーザー治療に関する満足度は個人差が大きいようです。実際、しみはレーザー治療で簡単に消すことができるのでしょうか?


今回は、医師の石川浩一先生著『メディカル・アンチエイジングで“不老美肌”を手に入れる』(幻冬社)を参照しながら、しみのレーザー治療の実態を紹介していきたいと思います。


レーザーを当てればしみは簡単にとれる? 患者と医師の認識の違い

医師と患者

「レーザーを当てるだけでしみがぽろっととれた」という口コミを耳にすることもあるため、「しみはレーザーを当てればすぐにとれる」と認識している人も多いでしょう。


ですが、石川先生は、「しみ治療用のレーザーは、黒っぽい色に吸収される性質があるので、レーザーの熱エネルギーでメラニン色素を破壊できますが、かといってどんなしみでもレーザーを当てれば効果が出るわけではない」と述べています。


また、しみのレーザー治療に関しては、患者と医師の間で認識がズレていることが多い、とも指摘しています。


患者様側の認識

・しみは取れて当たり前

・しみには多くの種類があることも、PIH(炎症後色素沈着)も知らない

・すぐに・簡単に取れると思っている

・レーザー照射後の絆創膏貼付の必要も、ダウンタイム(※1)も無いと思っている

・しみが完璧に取れることを期待している


医師側の認識

・Qスイッチレーザー(※2)は深いしみには効果的だがPIHも起こる

・IPL(※3)はそこそこ効くけど、しみの取れ方はイマイチ

・日焼けしている人は治療しにくい

・肝斑がある人は治療しにくい

・しみを完璧に取るには時間がかかることもある

(P.124-125)


※1 施術したから回復するまでの時間のこと

※2 メラニン色素を破壊するレーザー治療機器

※3 光治療器


しみのレーザー治療を考えている方が認識しておくべきことは、しみを完璧に取るには時間がかかることもある、ということでしょう。


「しみ」と一口にいっても様々な種類のしみ(約20種類以上)があり、大人のしみの場合、様々な種類のしみが重なり合っている場合が多いため、治療は慎重に行う必要があるためです。


薄いしみ、濃いしみ、一部が盛り上がっているしみなど。その違いを無視して強いレーザーをバシっと当てたりしたら、目立たなかった肝斑が急に濃くなるということも起こります。しみは種類によって性質が違います。ですから、治療の時は特に慎重に、メラノサイトを刺激しないように、照射のたびに皮膚の反応をよく見ながら、適した機器で少しずつおこないます。(P.122-123)


また、レーザー治療といってもダウンタイムがあることを考慮し、外出する予定などを確認したうえで治療予定を組む必要があります。


レーザー治療後は、紫外線対策を強化しよう

紫外線対策

仮に、しみのレーザー治療を受けて綺麗にしみが消えたとします。ですが、だからといってその後一生しみと無縁の生活を送れるとは限りません。


ご存知のように、しみができる一番大きな原因は紫外線です。紫外線に当たることがある限り、つまり生きている限り、ふたたびしみができる可能性は否定できないのです。


ですから、しみのない肌を維持するためには、日頃の紫外線対策が大切になってきます。


紫外線対策としては、

・日焼け止めを塗る(外出先でも塗り直す)

・帽子や日傘などを利用する

・紫外線の反射率が高い場所(海やスキー場など)は避ける

などが挙げられます。



さいごに。しみのレーザー治療に興味はあるけど、どこの病院がいいの?

美容クリニック

今回はしみのレーザー治療の実態についてご紹介してきました。実際にしみのレーザー治療を受けてみたい、といった場合、迷うのはどこのクリニックを選べばいいか、という点でしょう。


周囲に治療を受けたことがある人がいる場合は、その人から紹介してもらうのが一番安心ですが、そういった人がいない場合は自分で探す必要があります。


クリニックを自分で選ぶ場合は、しみのレーザー治療を行なっている病院のいくつかをピックアップして、カウンセリングを受けて比較検討してから決めましょう。十分な説明をしてくれなかったり、カウンセリング内容とは関係のない治療を追加で勧めてきたりするクリニックは避けた方が良いでしょう。


レーザーなどの照射機器によってしみの治療効果は高まりましたが、それでもすぐ簡単に取れるわけではありません。薄いしみ、まだらなしみ、肝斑は、消すのに2、3年かかることもありますし、さまざまな機器で照射法を変えてみても取り切れないこともあります。医師も患者様も、しみには個人差があり、治療法や効果もそれぞれ違うことを知って、じっくり治療に取り組むことが必要です。(P.138-139)


「できてしまったしみはレーザーで簡単にとれるはず」と思わずに、レーザーでしみを取りたいときは、長期スパンで治療に当たらなくてはならない可能性もあることを認識しておきましょう。また、新しいしみを作らせないために、紫外線対策に気を配りましょう。



▼参考



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  • 今来 今(フリーライター)

    神戸出身。編集者を経て現在フリーライター。複数メディアにて、映画評・書評・ルポなどを連載中。

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