プレスリリースコロナ太り

“コロナ太り”に要注意!体重を記録しない人は約1kg増加傾向に

  • 更新日:2020/04/17

 7都府県で緊急事態宣言が出てからというもの、該当の地域に住んでいる人はますます自宅に籠もりきりになったのではないでしょうか。かといって、外出できないこの状況はストレスが溜まりますよね。自宅でできる筋トレやストレッチなどで気分転換しているという人は多いと思います。ただ「あること」をしないとその努力が水の泡になることが、株式会社リンクアンドコミュニケーションの調査で明らかになったんです……!


新型コロナの影響でダイエットの成果が現れない!【体重】

 まず、1月の4週目を基準として、2月以降の体重の増減を2019年と2020年で比較調査をした結果を見てみましょう。調査対象となった「カラダかわるNavi」のアプリユーザーのうち約75%は、ダイエットやメタボ改善を目的としていることを前提としてグラフを見るとかなり差が出ていることが確認できると思います。


プレスリリースコロナ太り

(図1)体重の変動の比較(n= 2020年 16,857人、2019年 11,552人)


 2019年は、2~3月の8週間で0.6kg減少していたのに対し、2020年ではほとんど減少が見られませんでした。昨年であれば、正月後に順調に減量できている人が多かったようですが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大による生活変化の影響を受けてか、ダイエットの成果が現れにくくなっています。


体重を記録していない人はコロナ太りしやすい!

 続いて、週あたりの体重記録の回数と体重の変動を示したグラフがこちらです。


プレスリリースコロナ太り

(図2)体重の入力頻度と体重の変動 2020年 (n=16,857人。このうち体重入力週2日未満の人は46%で7,698人)


 アプリへの体重入力が週に2回未満の人は、3月後半から他の人に比べて顕著に体重が増加しており、1ヶ月弱で約1㎏の体重増加が見られました。後述しますが、歩数などが減少し運動不足になりやすい今の時期には、体重を記録することが体重管理においてとても重要であることが分かる結果となりました。


自粛期間は1日の歩数が約1,000歩ダウン!【歩数】

 続いては、2月以前に平均5,000歩以上だった人を対象に、この2ヶ月でどの程度1日あたりの歩数が変化したのか示したグラフがこちら。


プレスリリースコロナ太り

(図3)歩数の比較(2月以前に平均5,000歩以上だった人を対象に解析。n= 2020年 8,440人、2019年 4,871人)


 普段からあまり歩かない人(平均5,000歩未満)はあまり変化がないことが予想されたため、2月以前に1日平均5,000歩以上だった方を対象に解析しました。

 2020年は、2月1週目をピークに徐々に歩数が減少しています。一転、3月3週目では歩数が増加していますが、4週目に入ると再度減少に転じています。2月上旬に比べて自粛要請期間となった2月下旬から3月にかけては、約1,000歩も減少していることが分かります。


有酸素運動が減少、家でできる運動は急増!

 最後に、有酸素運動や筋力トレーニング、その他の軽い運動の実施率を2019年と2020年で比較しました。


プレスリリースコロナ太り

(図4)運動の種類の比較(n= 2020年 14,383人、2019年 12,310人)


 自粛要請期間では、ランニングやスポーツ、スタジオプログラムなどの有酸素運動(図4・左)が一気に減っています。一方、自宅内で実施可能な筋肉トレーニング(図4・中)や、ストレッチなどの軽い運動(図4・右)を行う方が増えました。

 カロリーを消費しやすい有酸素運動の実施率が減少しているため、体重や体脂肪が増えやすい状況になっています。


専門家からの意見(東京大学大学院 准教授 近藤 尚己先生)

「外出自粛によって身体活動が顕著に減れば、心筋梗塞や脳卒中の増加、うつ病の発症、認知機能の低下など、間接的な影響も重大になります。今回、ビッグデータ解析により平均して約1,000歩も歩数が減っていることがわかりました。身体活動の減少を放置すれば、新型コロナ感染症が終息したあとの「ツケ」となって国民全体が不健康になってしまいます。自宅にいても身体活動を増やせるための工夫を社会全体で考案して実践していくべきです。また、経済的理由等により、自主的に活動を増やせる人と増やしにくい人がいます。健康格差が拡大しないように、このようなデータを活用した観察と取り組みの工夫も大切です」


◆近藤 尚己 先生(医師・医学博士)プロフィール

・社会疫学者 ・公衆衛生学研究者

・東京大学大学院医学系研究科准教授(保健社会行動学分野、健康教育・社会学分野主任)

・日本老年学的評価研究機構理事

・日本疫学会代議員

・日本プライマリケア連合学会代議員



 ①換気の悪い密閉空間、②多数が集まる密集場所、③間近で会話や発生をする密接場面の3密を避けるように言われている今、「外に出ること」自体を避ける人が多いため、たとえ風通しの良い場所であってもランニングやサイクリングも控えているという人は多いのではないでしょうか。ただ、自宅に籠もりきりだと運動不足になる上、メンタルにも影響が及ぶため気分転換はしたいですよね。動画サイトでは、自宅で簡単にできるトレーニングが見られるので、動画を見ながら体を動かすというのも気分転換やダイエットのひとつの手。自宅でダイエットをかねて運動をするという人は、体重の記録も忘れずに。



【参考】

株式会社リンクアンドコミュニケーション

  • 女子カレ編集部

    女性のココロとカラダに寄り添うサービス『女子カレ』の編集部。主に「今」お届けしたい情報をお届けします。

この記事がいいと思ったら
いいね!しよう

Related関連記事

Pick Up編集部ピックアップ

Rankingランキング

#tag